日本特殊陶業(5334):日本証券新聞 伊藤 明

著者:伊藤明
投稿:2020/08/23 15:09

ミニG・C達成  補修用プラグも回復

日本特殊陶業 日足一目均衡表
日本特殊陶業 日足一目均衡表出所:日本証券新聞Digitalテクニカルチャート

【テクニカル】
25日線と75日線がミニ・GC(ゴールデン・クロス)を示現。両ラインとも上向く中での交差。6月1日にもミニG・Cを示現しましたが、当時は75日線が下方傾向にあったため、今回のほうがトレンドは強いといえるでしょう。こうしたブルトレンドでのクロスは昨年10月1日以来のこと。当時もそこから上値追いリズムが強まっていった経緯があります。

【プラグ事業の回復】
ファンダメンタルズでは、コロナウイルス禍の影響で一時落ち込んでいた集積性の高い補修用プラグの出荷が6月以降、回復している模様。主に中国や北米向けに回復色を強め、特に中国向けの伸びが目立っている様子。こうしたプラグ事業の復調いかんでは会社側見通しの今3月期連結絵業利益330億円(前期実績484.47億円)は上振れ着地の可能性が高まることになりそうです。年度後半には欧州向けの回復が期待できます。

【レーティング】
野村証券はBuyを継続。目標株価は2250円から2500円へ引き上げ。
また、三菱UJモルガン証券は強気であるオーバーウェイトを継続。目標株価は2300円から2500円に引き上げています。


ひとまず2000円をめざす展開が有望。押し目はすかさず仕込んでみたい銘柄の一つと言えます。

伊藤明
株式会社日本証券新聞社 テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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