◆ 「ポジション調整」主体 - 106円半ばへ
「(米・中の)主だった経済指標」は、概ね“弱め”でした。
また注目の「米中貿易合意の第1段階検証」は“無期限延期”と報じられ、「(追加経済対策を巡る)米議会の溝」に関しても埋まる気配が見られませんでした。
このため先週末は“調整色”が強まり、幅広い通貨に対して“ドル売り”が目立ちました。
一方で「ポジション調整」との見方は根強いものがあり、“崩れる”に至ることはありませんでした。
こうして“107円ライン”で膠着していたドル円は、“106.434円”へと緩やかに値を落とし、これまた“106.595円”へと緩やかに値を戻して、先週末の取引を終えています。
◆ 「イメージは下方向」のみが独り歩き…?
「テクニカルの分水嶺」で跳ね返された格好となりますので、“上値の重さ”が先行する可能性は否めないところがあります。
一方で前記「ファンダメンタルズ悪化」の割には、“崩れる”には至っておりません。
このため「次なる材料を探しにかかる」と見るのが自然な状況であり、それがはっきりするまでは“動きづらい(様子見)”が継続する可能性が高そうに思います。
それでいて「イメージは下方向」へと再傾斜しつつあるのは…?
「高いところを付いて行く」を控えるのはもちろんですが、ここまで押せば「買い拾いのチャンス」と考えて、神経質なマーケットと対峙したいところです。
本日は「主だったイベント」が予定されていませんので…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:107.285(7/22-23高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:107.202(100日移動平均線、20週移動平均線)
上値3:107.045(8/13-14高値、大台、6/5~7/31の50%戻し水準)
上値2:106.927(100月移動平均線、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:106.754(50日移動平均線、月足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:106.595
下値1:106.434(8/14安値、週足・一目均衡表基準線、8/6~8/13の38.2%押し水準)
下値2:106.341(ピボット1stサポート)
下値3:106.172(8/6~8/13の50%押し、日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表転換線)
下値4:106.053(20日移動平均線、ピボット2ndサポート、大台)
下値5:105.901(8/11安値、7/31~8/13の38.2%押し、8/6~8/13の61.8%押し)
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