ノババックスやイノビオといったワクチン開発の一角の下げ目立つ=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/08/12 03:51
 ノババックスやイノビオ・ファーマシューティカルズなどワクチン開発の一角の下げが目立っている。ロシア政府が世界初のワクチンを承認したと表明したことが嫌気されているとの指摘もありそうだが、これについてはまだ臨床試験が完了していないことや、世界保健機構(WHO)のデータベースでは、まだフェーズ1の段階でしかないとされており、懐疑的な見方が多い。

 それ以上に両社の決算にネガティブな反応を示しているようだ。売上高が予想をかなり下回り、あまりに弱かったことから、市場からもネガティブな声が多い。ワクチン開発への期待で株価は上昇を続けているが、さすがに高値警戒感も強まる中、冷や水をかけるにはちょうど良い悪材料になったのかもしれない。

ノババックス
(4-6月・第2四半期)
・1株損益:-0.30ドル(予想:-0.51ドル)
・売上高:3550万ドル(予想:4950万ドル)

イノビオ
(4-6月・第2四半期)
・1株損益:-0.83ドル(予想:-0.17ドル)
・売上高:27万ドル(予想:261万ドル)

(NY時間14:40)
ノババックス 151.63(-26.88 -15.06%)
イノビオ 14.53(-4.46 -23.51%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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