高圧ガス、非開示だった今期経常は35％減益、未定だった配当は16円実施

　高圧ガス工業 <4097> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比33.8％減の9.9億円に落ち込んだ。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比34.8％減の38億円に落ち込む見通しを示した。
　同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比34.9％減の18億円に落ち込む見通しを示した。

　また、従来未定としていた今期の上期配当を8円(前年同期は8円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も8円実施する方針とした。年間配当は16円となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の6.5％→4.7％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　令和3年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、連結業績予想を合理的に算定することが困難なことから未定としておりましたが、その後、緊急事態宣言が解除されて、経済活動が徐々に再開していること、また、当社グループの令和3年3月期第1四半期の業績、ならびに現時点で入手可能な情報や予測等に基づき、連結業績予想を算定いたしました。なお、今回の連結業績予想におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の第2波などによる経済活動への影響については想定しておりません。

　当社は、安定的かつ継続的な配当を実施するという基本方針に基づき、当期の経営成績、財務状況等を総合的に勘案して株主様への還元に努めてまいります。令和3年3月期の配当予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、連結業績予想を合理的に算定することが困難なことから未定としておりましたが、令和3年3月期の連結業績予想及び上記の方針に基づき年間配当予想を16円（中間8円、期末8円）とすることといたしました。