山善、非開示だった今期経常は33％減益、未定だった上期配当は6円減配

　山善 <8051> が8月7日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比18.1％減の18.1億円に減った。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比32.7％減の80億円に落ち込む見通しを示した。
　同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比51.7％減の30億円に落ち込む見通しを示した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を10円(前年同期は16円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の1.9％→1.8％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染症拡大による影響により、合理的に算定することが困難であるため未定としておりました。　新型コロナウイルス禍の収束の見通しが立たない中で、設備投資や消費マインドへの影響は避けられない状況でありますが、現時点で把握し得る情報に基づいて、通期連結業績予想を公表いたします。しかしながら、この業績予想は、今後の新型コロナウイルス感染症拡大の影響により変動する可能性があります。なお、今後の影響によって修正が必要となった場合は、速やかに公表いたします。

　　当社は、連結業績や財務状況及び配当性向などを総合的に勘案しながら、長期的な観点から安定的・継続的に配当を維持したいと考えております。１株当たりの中間配当予想につきましては、10円とさせていただきますが、期末配当につきましては新型コロナウイルス感染症の影響により先行きが不透明なため、引き続き未定とさせていただき、算出が可能となった時点で公表いたします。（注）上記の業績予想等は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり実際の業績等　　　は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。