ダイセル、非開示だった上期経常は68％減益、未定だった配当は32円実施

　ダイセル <4202> が7月31日後場(13:30)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比59.2％減の38.7億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比67.8％減の60億円に落ち込む見通しを示した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を16円(前年同期は16円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も16円実施する方針とした。年間配当は前期比2円減の32円に減配となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の8.8％→3.7％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年5月27日の2020年3月期決算発表時点では、新型コロナウイルス感染症の影響など先行き不透明な状況であったため、通期業績予想のみ公表し、第2四半期業績予想は公表しておりませんでした。引き続き先行きが不透明な状況が続いておりますが、今回、第2四半期の先行きを予測できる状況となりましたので、業績予想を公表することといたしました。なお、通期業績予想につきましては、2020年5月27日公表の数値から見直しを行っておりません。※上記業績予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。

　2021年3月期の配当予想について、2020年3月期決算発表時点では新型コロナウイルス感染症の影響など先行きが不透明な状況であったため未定としておりました。引き続き先行きが不透明な状況が続いておりますが、第2四半期連結業績予想を開示できる状況となりましたので、合わせて配当予想をお知らせすることといたしました。