小田急、非開示だった今期最終は赤字転落へ

配信元:株探
投稿:2020/07/31 13:15
 小田急電鉄 <9007> が7月31日後場(13:15)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は163億円の赤字(前年同期は90.1億円の黒字)に転落した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結最終損益が321億円の赤字(前期は199億円の黒字)に転落する見通しを示した。
 同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結最終損益が255億円の赤字(前年同期は165億円の黒字)に転落する見通しを示した。

 また、期末一括配当は引き続き未定とした。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の10.7%→-20.6%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社では5月14 日時点で、新型コロナウイルス感染症の収束時期の見通しが立てられない状況下、営業収益への影響や今後の対応策を反映した数値計画を合理的に策定することが困難であるため、2021年3月期の業績予想を未定としていましたが、緊急事態宣言が解除されて以降、経済活動再開の動きが見えてきたことを踏まえ、現時点で入手可能な情報に基づき、投資抑制や費用削減等の対応策も反映し、業績予想を策定しましたのでここに公表するものです。 今般の業績予想は、今後、感染症の拡大第2波等に起因する再度の緊急事態宣言が発出されず、感染症対策の継続等により現状の事業環境が継続できることを前提として策定しています。 7月に入り国内の感染状況が再び拡大傾向にあるなど、依然として予断を許さない状況が続くものと思われ、実際の感染拡大の状況や消費動向等により当業績予想は大きく変動する可能性があります。今後の動向を踏まえ、当業績予想について再度修正が必要となる場合には速やかに開示します。 なお、配当予想については、上記のとおり今後の動向に関する不透明感が強く、感染症に伴う経営環境の変化が及ぼす業績や財務状況への影響等を総合的に勘案しながら慎重に検討するため引き続き未定とします。開示が可能となった段階で速やかに開示します。※ 業績予想の詳細は、本日別途開示しています「2021年3月期 第1四半期 決算説明資料」をご参照ください。
配信元: 株探

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