神東塗、非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった配当は5円実施

配信元:株探
投稿:2020/07/30 14:40
 神東塗料 <4615> が7月30日後場(14:40)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比94.0%減の1500万円に大きく落ち込んだ。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常損益が2億5000万円の赤字(前期は7億5900万円の黒字)に転落する見通しを示した。
 同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常損益が1億5000万円の赤字(前年同期は4億4300万円の黒字)に転落する見通しを示した。

 また、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は5円実施する方針とした。年間配当は5円となる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の3.5%→-0.2%に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021 年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症が当社グループに与える影響を適正かつ合理的に算定することが困難でありましたため、これまで未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報から得られた判断に基づき算定した業績予想を公表いたします。 今後の見通しにつきましては、国内・海外とも企業・経済活動の回復は緩やかなものとなり、当社グループの売上高は第2四半期連結累計期間は前年同期比80%程度となるものの、2020年度の後半から徐々に回復してくるものと想定しております。また、損益面では、感染症対策を行いつつ全社を挙げてのコストダウンに取り組んではおりますが、売上高の減少による影響は大きく、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失となる見通しです。 なお、上記の予想は、本資料の公表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の新型コロナウイルス感染拡大の影響や収束状況により変動する可能性があります。

  当社では、経営上重要な施策の一つである、株主の皆様への剰余金の配当等につきましては、業績、配当性向並びに今後の事業展開に必要な内部留保の水準等を総合的に勘案することを基本としております。 2021 年3月期の配当予想につきましては、連結業績予想と同様に未定としておりましたが、上記業績予想および今後の経営環境等を考慮し、1株当たり年間5円とすることにいたしました。※上記の予想は現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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