新興市場銘柄ダイジェスト:カイノスは後場急伸、ジョルダンが急騰

配信元:フィスコ
投稿:2020/07/27 16:53
<4556> カイノス 968 +69
後場急伸。前引け後に21年3月期第1四半期決算を発表。営業利益は前年同期比84.3%増の1.61億円で着地している。新型コロナウイルスの影響で売上高が9.4%減の9.89億円と落ち込んだものの、営業活動の自粛や学会・セミナーなどの中止・延期に伴う活動費の減少と経費実行時期の見直しで利益が押し上げられた。通期計画に対する進捗率は35.8%。

<9876> コックス 227 +15
急伸。保有する投資有価証券の一部を親会社のイオン<8267>に売却し、投資有価証券売却益として12.90億円が発生したと発表している。21年2月期第2四半期に特別利益として計上する。通期予想は非開示としている。

<3710> ジョルダン 1260 +157
急騰。大阪府とスマートシティ推進に関する協定を締結したと発表している。府内自治体と連携し、府民の利便性向上を図るための検討や実証実験を実施するほか、交通データの標準化やオープンデータ化を検討する。また、スマートシティ推進に向けたMaaS分野での啓発協力を行う。先行した府側の発表を受けて同社株は連休前にストップ高まで上伸しており、買い意欲が旺盛な展開が続いている。

<7044> ピアラ 1600 +42
続伸。東証の承認を受け、30日から上場市場が第1部に変更になると発表している。1部上場に伴い、ピアラ株は8月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられる。このため指数に連動した運用を目指すパッシブファンドなどの需要を期待した先回り買いの動きも。

<4599> ステムリム 905 -4
後場マイナス転換。塩野義製薬<4507>と締結した再生誘導医薬開発候補品HMGB1ペプチド(レダセムチド)の契約に係る受領条件を一部達成し、一時金17億円を受領したと発表。来期以降、最大で14億円の対価を受領する予定という。なお、今回の一時金受領に伴い、20年7月期通期業績予想の事業収益21億円(前期実績は1億円)を達成した。レダセムチドは怪我や病気で損傷した組織を薬の投与で再生させる医薬品。

<7707> PSS 1578 0
いってこい。経済産業省の「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」に採択されたと発表。補助金の採択金額は20.23億円(上限)で、設備取得目的は核酸抽出試薬及び消耗品増産。今回の採択を踏まえた事業計画を策定しており、20年6月期決算に及ぼす影響はないものの、21年6月期以降に及ぼす影響を精査して情報開示する予定。 <ST>
配信元: フィスコ

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