■エル・ティー・エス<6560>の業績動向
2. 財務状況と経営指標
2020年12月期第1四半期末における総資産は前期末比95百万円増加の2,547百万円となった。流動資産では売掛金が98百万円増加し、固定資産ではのれんが15百万円増加した。
負債合計は前期末比94百万円増加の998百万円となった。有利子負債が42百万円、賞与引当金が43百万円それぞれ増加した。また、純資産は前期末比0百万円増加の1,504百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が101百万円増加した一方で、自己株式を111百万円取得(減少要因)したため横ばい水準となっている。また、イオトイジャパンの子会社化(出資比率75.0%)に伴い、非支配株主持分10百万円を計上している。
経営指標を見ると、自己資本比率は58.6%、有利子負債比率は8.8%の水準となっており、財務内容は健全な状態にあると判断される。とはいえ、利益剰余金は725百万円とまだ少なく、今後も成長投資と内部留保の充実を図りながら、収益拡大を進めていく方針となっている。このため、同社は2020年4月に新たに800百万円の長期借入れを実施したほか、200百万円のコミットメントライン契約を金融機関との間で締結した。調達資金は、事業領域の拡大及び優秀な人材の確保を主な目的とするM&A等、中長期における事業成長に向けた投資資金に充当していく予定となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2. 財務状況と経営指標
2020年12月期第1四半期末における総資産は前期末比95百万円増加の2,547百万円となった。流動資産では売掛金が98百万円増加し、固定資産ではのれんが15百万円増加した。
負債合計は前期末比94百万円増加の998百万円となった。有利子負債が42百万円、賞与引当金が43百万円それぞれ増加した。また、純資産は前期末比0百万円増加の1,504百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が101百万円増加した一方で、自己株式を111百万円取得(減少要因)したため横ばい水準となっている。また、イオトイジャパンの子会社化(出資比率75.0%)に伴い、非支配株主持分10百万円を計上している。
経営指標を見ると、自己資本比率は58.6%、有利子負債比率は8.8%の水準となっており、財務内容は健全な状態にあると判断される。とはいえ、利益剰余金は725百万円とまだ少なく、今後も成長投資と内部留保の充実を図りながら、収益拡大を進めていく方針となっている。このため、同社は2020年4月に新たに800百万円の長期借入れを実施したほか、200百万円のコミットメントライン契約を金融機関との間で締結した。調達資金は、事業領域の拡大及び優秀な人材の確保を主な目的とするM&A等、中長期における事業成長に向けた投資資金に充当していく予定となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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