NY株式市場(17日)ミシガン大学消費者信頼感指数で消費センチメントの改善を確認へ
17日のニューヨーク株式市場でダウ平均は前日に下げが目立った主力IT・ハイテク株中心に見直し買いが先行しそうで、相場全体、底固い取引スタートとなりそうだ。
日本時間の午後11時に発表される7月のミシガン大学消費者信頼感指数は、市場予想が79.0と前月=6月の78.1から改善する見通しで、消費マインドの回復傾向が確認されれば、相場の底固さに繋がる材料として注目しておきたい。
個別銘柄では、前日の夕方に決算発表したネットフリックスの4–6月期決算は、2期連続で過去最高益を更新した。ただ、7–9月期の会員数の伸びが鈍化する見通しを示したことから、時間外取引で一時10%を超える下落となっている。
新型コロナウイルスの感染拡大による外出規制を追い風に在宅での動画配信サービスに注目が集まっていたネットフリックスの決算発表で成長鈍化見通しが示されたことから本格化しているアメリカのIT・ハイテク企業の決算内容を慎重に見極めたいタイミングでもある。
アメリカ株式市場は主力企業の決算発表が本格化し業績相場に移行している。個別の業績動向に応じた売買が商いの中心だ。ダウ平均は、寄り付きでネットフリックス株の下落が相場全体に与える影響を見極めつつ、IT・ハイテク株への影響が限定的となれば、前日高値(2万6879ドル)を視野に買いの勢いが意識されやすい1日となる。
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