スクロール(8005)年初来高値圏も低バリューから上値余地も大きい◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/07/14 08:08

年初来高値圏も低バリューから上値余地も大きい

【事業内容】
生協向けカタログ通販を手掛けており、M&Aを駆使してネット通販等へ展開拡充。EC・通販事業者向けの物流や決済代行などのソリューション事業も行う。その他、PB化粧品や旅行に関する事業にも幅広く展開。

【業績面】
 業績面においては5/8に本決算を発表、売上高は2.1%増収、営業利益は26.4%増益で着実に伸長。新たな事業年度に入り月次売上高の推移は堅調であるとみられ、4月度は前期比1.8%減も5月度では同8.5%増と再び盛り返した。また、グループ会社でアウトドア用品を取り扱うナチュラム社は設営容易なトンネル型テントのブランドを展開、一人キャンプやコロナ禍に伴うオープンエアーのキャンプが大流行する昨今、話題性としても注目されやすい。

【株価動向】
 株価は3/13に安値236円をつけて大きく売り込まれる場面もみられたが、上記決算発表を機に上放れで200日移動平均線を突破した後はコロナショック前の水準を回復して堅調な推移を辿る。さらに5月度の月次売上高発表で事業の好調が確認されると一段高となり6/23には年初来高値479円まで上値を伸ばしている。次回1Q決算を7/31に控えており、業績期待を背景に上値を試す動きが注目される。

配信元: 達人の予想

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