「仕掛け的な動き」が入ったところがチャンス…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2020/07/10 09:58

◆ 珍しく“円買い”優勢… - 107円前半へ


「コロナ感染拡大」がテーマとなった昨日は、“リスク回避姿勢”が先行しました。
ただ昨日は逃避資金が“ドルより円に”集まったこともあり、久方ぶりに“円買い”が目立ちました。
ユーロ円は“121円割れ”へと反落、ポンド円は“135円水準”へと値を削る中、ドル円は“107.099円”へと値を落としていきました。

◆ “新たなネガティブ”が跳び出さない限り…?


こうなると「107円割れの有無」へと意識が向かうのは致し方ないところですが、昨日は“円買い”が目立ちましたが、現時点における「リスク回避時の基本」は“円買い・ドル買い”です。
「イメージは下方向」へと傾斜しているものの、このまま“崩れる”となるかは微妙…?
さらに本日は“5・10日”の“週末”に当たりますので、「実需絡み」がサポートする可能性も存在しています。

「仕掛け的なドル売り(円買い)」を警戒しながらにはなりますが、引き続き「丁寧な買い拾い」で対処したいところです。
「8連騰中の上海株が崩れる」等の、“新たなネガティブ”が跳び出さない限りは…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


上値5:107.862(+2σ、月足・一目均衡表基準線)
上値4:107.787(7/7-8高値、7/1~7/9の61.8%戻し)
上値3:107.673(100日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、20週移動平均線、7/1~7/9の50%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:107.505(7/1~7/9の38.2%戻し、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:107.396(7/9高値、50日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:107.199(20日移動平均線)
下値1:107.040(6/29安値、7/9安値、ピボット1stサポート)
下値2:106.943(-1σ、ピボット2ndサポート)
下値3:106.870(6/23~7/1の61.8%押し)
下値4:106.798(6/26安値、ピボットローブレイクアウト)
下値5:106.697(週足・一目均衡表基準線、100月移動平均線、月足・一目均衡表転換線、-2σ)

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想