ジャパンシステム(9758)調整一巡感から再び上値を試す動きに転じる◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/07/10 08:43

調整一巡感から再び上値を試す動きに転じる

【事業内容】
 通信、金融、製造業及び官公庁向けを中心にソフトウエア開発やシステム設計を手掛けている。また、自治体向けセキュリティソリューションを含め自社開発の行政経営支援サービス「FAST財務会計」を提供、民間には各産業に対応した統合基盤システムほかERPソリューションなどを事業展開する。

【業績面】
 業績面においては5/14に第1Q決算を発表、売上高は前期比9.3%増収、営業利益は同36.0%増益で着地。主力のSI事業においては主に自治体向け行政経営支援システム「FAST」の更新需要や大規模インフラ案件の受注が好調に推移、民間向けではNTTデータとの取引拡大で2ケタ増収。さらに4-6月期においてもコロナ禍対策としての特別定額給付金対応など自治体業務の自動化支援サービス展開で特需を取り込む動きから業績上乗せが期待される。

【株価動向】
 株価は3/13に安値243円をつけた後は反発に転じ、5月初旬に200日移動平均線を突破。新型コロナ対策としての各自治体における給付金対応などの需要発生に伴い、業容拡大の思惑から一段高となりコロナショック以前の水準を回復して年初来高値を更新。6/24には高値603円まで上値を伸ばしており、足元では短期調整から反転して再び上値指向を試す動きを見せる。

配信元: 達人の予想

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