注目銘柄ダイジェスト(前場):ネクステージ、ペッパー、内田洋行など

配信元:フィスコ
投稿:2020/07/06 12:02
ペッパー<3053>:535円(+80円)
ストップ高。先に観測報道は伝わっていたものの、先週末に、ペッパーランチ事業の売却を正式に発表している。譲渡価額は85億円で、譲渡後の売上状況などから最大102億円まで増額される可能性があるもよう。譲渡日は8月31日。あらためて、財務体質の改善や経営資源集中による収益の回復を期待する動きが先行へ。200名程度の希望退職者募集も発表。なお、米子会社の破産申し立ても発表しているが、単体決算には損失発生見込み額は反映済み。


内田洋行<8057>:6390円(+320円)
大幅続伸。先週末に記念配当の実施を発表している。2月に創業110年を迎えたことで、7月期末に記念配当30円を実施、期末配当金は前期実績、並びに前回予想の90円から120円になるとしている。配当利回りは2%前後であり、利回り妙味は限定的とみられるが、足元の業績に対する自信の表れとは受け止められ、再度の上値追いの動きへとつながっているようだ。


ネクステージ<3186>:943円(+150円)
ストップ高。先週末に上半期決算を発表、営業利益は1.8億円で前年同期比94.6%減益となった。4月3日に続く下方修正を6月5日に発表しているが、その水準での着地となっている。一方、6月5日には据え置いていた通期予想に関しては今回も据え置き、30億円で前期比50.7%減益見通しとしている。5月下旬以降の販売回復傾向を映したものとみられ、目先の悪材料出尽くし感につながっているようだ。


HPCシステムズ<6597>:2820円(+84円)
大幅に続伸。北海道大学大学院理学研究院と共同研究契約を締結したと発表している。化学部門理論化学研究室の前田理教授らが開発している化学反応経路自動探索プログラムや人工力誘起反応法をスーパーコンピュータ「富岳」で採用されているプロセッサ「A64FX」へ実装する。化学反応経路自動探索の新たな可能性を導き出すことが狙い。化学物質同士を結ぶ化学反応は、医薬品や機能性材料など様々な産業を支えているとされる。


KTK<3035>:346円(+13円)
大幅に反発。20年8月期第3四半期累計(19年8月-20年5月)の営業利益を前年同期比12.6%増の3.13億円と発表している。消費税率引き上げの駆け込み需要やWindows10への切り替えに伴う特需に加え、製造や調達でコスト削減を実現し、利益が拡大した。通期予想は前期比0.7%増の2.88億円で据え置いた。第3四半期累計時点で既に上回っていることから、上方修正への期待が広がっている。


暁飯島<1997>:1583円(+43円)
大幅に3日ぶり反発。20年8月期第3四半期累計(19年9月-20年5月)の営業利益を前年同期比40.7%増の9.02億円と発表している。工事利益率の向上などが増益に寄与した。セグメント別では、設備事業が堅調だったほか、太陽光発電事業も伸びた。通期予想は前期比24.0%増の9.00億円を維持したが、第3四半期累計時点で既に達成しており、会社予想を上回って着地する可能性が高いとの見方から買いが集まっている。 <ST>
配信元: フィスコ

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銘柄 株価 前日比
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