SARが買いサインに転換!
【注目ポイント】パラボリック・SARの買いサインへの転換
【見通し】「70.180円超え」+「エクスパンション」なら、上昇モメンタムが強まる可能性も
豪ドル/円・日足チャートにおけるトレンド転換シグナルに少し遅れる形で、NZドル/円・日足チャートにも同様のメルクマールが出現しています。
上図チャートでは、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足のやや上方にあること、3) ローソク足の下方に青色の雲(=サポート帯、先行スパン)があること、そして、4) DMI(方向性指数)で+DI>-DIとなり、ADXが右肩上がりとなりつつある(上図赤色点線丸印)ことから、NZドル/円・日足チャートでは、下方硬直性を伴うレンジ相場であると判断できます。
そんな中、上述した通り、トレンド転換を示唆するパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)が、2日時点でローソク足の下方で点灯する「買いサイン」へと転換していることが視認できます。
足もとでは、a) サポート帯を示す先行スパンの上下辺(=先行1・2スパン)にやや乖離があること、また、b) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに向かって収縮する“スクイーズ”となっていることから、現時点におけるNZドル/円は、もう一段の上値トライへ向けた足場固めの時間帯であると捉えて良いでしょう。
これからの時間にかけて、目先の上値抵抗線として機能するBB・+1σライン(≒70.180円)を終値ベースで上抜けブレークし、同時に、BB・±2σラインが21日MAに対して拡張する“エクスパンション”が示現した場合は、「上値抵抗線突破」→「上昇モメンタムの強まり」となる可能性も。
その場合は、まずは6月8日に付けた直近高値である「71.619円」(上図赤色三角印)を目指す相場展開となりそうです。
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