◆ 完全に膠着 - “106円後半”
“巻き戻し”が先行する場面こそ見られたものの、先週末も“リスク回避姿勢”が勝りました。
「イメージは下方向」は続いており、“上値の重さ”が目立ちました。
一方で「ドルと円の綱引き(現在は円買い⇔ドル買い)」は崩れておらず、“さらなる下値追い”に発展することもありませんでした。
このため“107円超”への顔出しは“極わずか”であり、しかし“前日安値(106.667円)”を割り込むにも至りませんでした。
◆ 「イメージは下方向」は変わらないが…?
「経済活動再開」への思惑が“織り込み済”と見られる以上、“上値の重さ”が目立つのは致し方ないところがあります。
一方で原油等の資源価格は“堅調推移”を続けており、「過度な悲観論」には“巻き戻し”が入ってもおかしくない環境でもあります。
そうした中、「イメージは下方向」へと傾斜しているのが実状といえます。
「綱引き(円買い⇔ドル買いor円売り⇔ドル売り)」が想定されるドル円は、引き続き「レンジ相場(動きづらい)」と見るのが自然です。
しかし「次なる変動エネルギー」が溜まっている可能性が否めない中、「イメージは下方向」へと傾斜する状況下でも“崩れない”…。
本日も“上値が重い”が囃されそうに思いますが、引き続き「丁寧な買い拾い」にて対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:107.440(6/17高値、50日移動平均線)
上値4:107.308(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:107.221(日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:107.125(6/18高値)
上値1:107.056(6/19高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、大台、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:106.856(-1σ)
下値1:106.767(6/19安値、ピボット1stサポート)
下値2:106.667(6/18安値、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
下値3:106.566(5/11安値、6/11-12安値、ピボット2ndサポート)
下値4:106.442(日足・一目均衡表先行スパン下限、100月移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
下値5:106.222(5/8安値)
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