NY株式市場(19日)ダウ平均は海外株高で地合いは好転か⁈–ナスダック指数の1万ポイント台回復が支援へ
19日のニューヨーク株式市場でダウ平均は再び2万6000ドル台を回復して取引が始まりそうだ。ナスダック総合株価指数も同様に改めて1万ポイントの節目を捉える形で寄り付きを迎えそうだ。
19日のアジア株が総じて上昇したほか、ヨーロッパ株は18日から始まったEUサミットで復興基金の創設が進展するとの期待感から堅調な展開だ。19日のニューヨーク株式市場は海外株高を追い風に相場の地合いが好転するとともに、ニューヨーク市で22日から経済活動の「第2段階」が再開されることを先取りする動きが先行して景気回復期待につながりそうだ。時間外のWTIが一時40ドル台を回復していることも支援材料となる。
ただ、ダウ平均は、連日で昼過ぎから午後にかけて公表されるカリフォルニア州やテキサス州など感染増加が再び懸念される各州の新型コロナウイルス感染者数の数字に相場の地合いが影響されやすい地合いが残っている。
さらに午後にかけては、FRBのパウエル議長のイベント参加を控えてスピーチ内容を見極めたいとの姿勢も高まりやすい相場環境だ。
ダウ平均は、寄り付きで前日の日中高値(2万6154ドル)に顔合わせしたあと、上値のレジスタンス・ラインとして200日移動平均線(2万6314ドル)が意識されよう。下値のサポート・ラインは20日移動平均線(2万5898ドル)を目処に、上値・下値ともにレンジをブレイクしていくには、新規の手掛かり材料が必要な相場付きとなる1日とみる。
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