NY株式市場(10日)ナスダックは再び1万ポイント試す–パウエルFRB議長の記者会見に注目
10日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い手控えムードのまま寄り付きを迎えそうだ。
10日のアメリカ株式市場では、日本時間11日午前3時にFOMCの結果が判明。午前3時30分から行われるパウエル議長の記者会見に関心が集中しており、寄り付きの売り買いをこなしたあとは、結果判明まで方向感を見出しにくい相場環境となる。
今回のFOMCではパウエル議長の記者会見で雇用環境の大幅な改善を受けた景気認識に変化の兆しを読み取ることができるかが焦点となってこよう。観測報道が相次いだYCCをめぐるパウエル議長の突っ込んだ発言には細心の注意が必要となる。
アメリカ株式市場はFOMCを前にナスダック総合株価指数を史上最高値更新まで仕上げたことから、パウエル議長が今回のFOMCで相場を崩すことなくマーケット・コミュニケーションが図れるかどうかに注目しておきたい。
同時に今回のFOMCでは、ドット・プロットを含む最新の四半期経済予測が公表される。新型コロナの感染拡大以降、初めて公表されることになっており、FEDの政策スタンスを見極める上でも慎重に精査したいところだ。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は、再び1万ポイントの節目を取りにいってもおかしくない。今晩のFOMCを波乱なく通過できれば、ハイテク主導の相場上昇トレンドは変わらず、ダウ平均のキャッチ・アップ相場をキープできる地合いの強さが試される1日となる。
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