ダウ平均は大幅反発で始まる 経済再開とワクチン開発への期待=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/05/26 22:53
NY株式26日(NY時間09:43)
ダウ平均   25057.60(+592.44 +2.42%)
ナスダック   9482.07(+157.48 +1.70%)
CME日経平均先物 21280(大証終比:0 0.00%)

 連休明けのNY株式市場でダウ平均は大幅に反発して始まっている。寄り付き直後に上げ幅は600ドルを超え、2万5000ドル台を回復。

 引き続き経済再開への期待感が株式市場を押し上げている。きょうはアジアや欧州株が上昇しており、米株にも買いが先行。各国政府が緊急事態宣言の解除に動く中、それに伴って追加対策を検討していることも、市場の期待感に結びついている模様。

 また、ワクチン開発が活発化していることも市場のムードを押し上げている。きょうはバイオテクノロジーのノババックスが新型ウイルス向けのワクチンの臨床試験を開始したとのニュースが伝わっていた。また、米国が新型ワクチンの年内実用化を目指し、10万人余りのボランティアを対象に最も有望なワクチン候補を幾つか試す治験を計画しているとも伝わった。

 現在、ワクチンや新薬の開発については、10の臨床試験段階のものと114の臨床試験前のものがあり、世界中で開発競争が激しさを増している。

 一方、米中対立への懸念は依然として強く、オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、中国が現在開催している全人代で協議している香港への国家安全法導入に関して、「法案が成立した場合、中国に対し制裁を科すことになるだろう」と述べていた。

 米中対立は更に激化しそうな気配も見せているものの、市場はいまのところ、経済再開やワクチン開発への期待感を優先させているようだ。

 ほぼ全面高の展開となる中、経済再開の恩恵を直接受ける旅行やカジノといったレジャー関連、航空キャリアなどを中心に買いが集まっている。

ノババックス 52.12(+6.01 +13.03%)

アルファベット(C) 1433.22(+22.80 +1.62%)
フェイスブック 240.57(+5.66 +2.41%)
ネットフリックス 423.39(-5.93 -1.38%)
テスラ 827.57(+10.69 +1.31%)
アマゾン 2458.03(+21.15 +0.87%)
エヌビディア 363.30(+2.25 +0.62%)
ツイッター 33.94(+1.32 +4.05%)

ダウ採用銘柄
J&J 145.02(+0.65 +0.44%)
P&G 113.47(+0.87 +0.78%)
ダウ・インク 38.45(+2.33 +6.50%)
ボーイング 144.16(+6.63 +4.77%) 
キャタピラー  117.76(+5.29 +4.64%) 
レイセオン  63.43(+3.43 +5.71%) 
ビザ 194.28(+3.42 +1.79%) 
ナイキ 96.83(+3.08 +3.27%)
ウォルグリーン 41.21(+1.58 +3.98%) 
3M 150.64(+4.20 +2.88%) 
エクソンモビル  45.75(+1.15 +2.58%) 
シェブロン 93.15(+2.87 +3.12%) 
コカコーラ 46.35(+1.32 +2.92%) 
ディズニー 121.95(+3.93 +3.34%) 
マクドナルド 188.44(+4.03 +2.18%) 
ウォルマート 125.41(+1.08 +0.86%)
ホームデポ 244.53(+2.65 +1.10%)
JPモルガン 93.51(+4.04 +4.48%)
トラベラーズ  104.18(+4.08 +4.11%)
ゴールドマン  188.86(+8.93 +4.96%)
アメックス 94.10(+4.77 +5.31%) 
ユナイテッドヘルス 293.49(+3.55 +1.24%)
IBM 122.12(+3.73 +3.13%)
アップル  322.32(+3.43 +1.08%)
ベライゾン 54.64(+0.54 +1.00%)
マイクロソフト  185.28(+1.77 +0.96%)
インテル 63.82(+1.57 +2.53%)
ファイザー 37.46(-0.04 -0.11%)
メルク 76.97(+0.60 +0.78%)
シスコシステムズ 45.75(+0.85 +1.89%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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