アスカ、今期経常を74％下方修正、配当も15円減額

　アスカ <7227> [名証２] が5月21日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年11月期の連結経常利益を従来予想の9億円→2.3億円(前期は14.6億円)に74.4％下方修正し、減益率が38.4％減→84.2％減に拡大する見通しとなった。
　同時に、12-5月期(上期)の連結経常利益も従来予想の4.8億円→3.3億円(前年同期は8.3億円)に31.3％下方修正し、減益率が42.4％減→60.4％減に拡大する見通しとなった。

　業績悪化に伴い、従来6円を計画していた今期の上期配当を見送るとし、下期配当は従来計画の12円→3円に大幅減額修正した。年間配当は従来計画の18円→3円(前期は37円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　自動車部品事業において、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、主要得意先の稼働休止の影響を受け、自動車プレス・溶接部品の国内外の受注が減少したことによる売上高の減少が見込まれます。　売上高の減少により、2020年11月期第2四半期の連結業績につきましては、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも予想値を下回る見通しとなりましたので、2020年3月26日に公表しました業績予想を上記のとおり修正いたします。　2020年11月期通期連結業績予想につきましても、上記の事由によりあわせて修正いたします。　なお、今後も新型コロナウイルス感染拡大の影響による市場環境が頻繁に変化する状況下におきましては、事業への重要な影響が生じた際には、内容を精査の上、適示開示が必要な場合は速やかに公表してまいります。

　　当社は株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題として認識しており、業績に連動した成果配分を安定的に行うことを基本方針としております。しかしながら、業績予想が上記の見込となることから、誠に遺憾ではありますが、2020年11月期の1株当たりの中間配当を見送り、期末配当を3円とし、年間配当は従来予想より15円減額の3円に修正いたします。