ナック、前期経常を一転1%増益に上方修正、配当も13円増額

配信元:株探
投稿:2020/05/14 15:00
 ナック <9788> が5月14日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の17億円→20.9億円(前の期は20.8億円)に23.4%上方修正し、一転して0.8%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の19.7億円→23.7億円(前年同期は33億円)に20.1%増額し、減益率が40.1%減→28.1%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の9円→22円(前の期は34円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)連結業績について 親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表から384百万円、295.4%増加の514百万円となる予定です。これは、新型コロナウイルス感染症の影響を保守的に見積もっていた一方、クリクラ事業とレンタル事業において、自社で製造している次亜塩素酸除菌水の売上高が増加したことなどに加え、在庫や引当金の計上方針を変更したことにより営業利益及び経常利益が前回発表予想を上回ったことによります。      (2)個別業績 当期純利益は、前回発表から952百万円、128.6%増加の1,692百万円となる予定です。これは、経常利益の366百万円増加に加えて、前回業績修正時に関係会社株式評価損等1,390百万円の計上を見込んでおりましたが、この計上に対応して引当金の戻入などにより特別損益が280百万円改善し、税効果の適用により法人税等調整額を340百万円計上したことによります。

  当社は、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、積極的かつ、長期にわたり継続的・安定的に利益還元を行うことを配当政策の基本方針として、具体的数字基準を「連結純資産配当率4%」、ただし「配当性向100%以内」としております。 今回、本日発表の上記業績予想の修正に伴い親会社株主に帰属する当期純利益予想が前回発表を上回る見込みとなった状況を鑑み、2020年3月期の期末配当につきましては、13円とさせていただきたく配当予想を修正いたしました。中間配当と合計した年間配当金は22円となります。
配信元: 株探

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