<動意株・11日>(大引け)=東洋紡、セラク、遠州トラックなど
東洋紡<3101.T>=後場急伸。午後1時ごろに発表した20年3月期連結決算が、売上高3396億700万円(前の期比0.9%増)、営業利益227億9400万円(同4.9%増)、最終利益137億7400万円(前の期6億300万円の赤字)となり、従来予想の営業利益220億円を上回って着地した。フィルム・機能樹脂事業で、セラミックコンデンサ用離型フィルム「コスモピール」が電子関連部品の生産調整の影響を受けたものの、液晶偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF」が大手偏光板メーカー向けに販売を伸ばしたことが牽引役となった。また、スーパー繊維や診断用酵素、VOC処理装置・エレメントなども伸長した。なお、21年3月期業績予想は、現時点で合理的な算定が困難であるとして非開示としている。
セラク<6199.T>=商いを膨らませ大幅高。8%を超える上昇で938円まで上昇し、日足一目均衡表の雲抜けが目前となっている。ITインフラ構築やデジタル人材の派遣ビジネスを展開、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)関連需要を受注に反映させ、業績は増収増益トレンドを継続中だ。20年8月期中間期(19年9月~20年2月)は営業利益段階で前年同期比2.3倍の4億4100万円と高変化をみせており、通期計画の7億7000万円に対する進捗率も57%に達している。温室内環境遠隔モニタリングシステム「みどりクラウド」も同社の看板商品で農業ICT関連の本命としても注目度が高い。
遠州トラック<9057.T>=4000円大台復帰目前。同社は東海や南関東を地盤とする運送・倉庫会社だが、EC事業でグローバル展開する米アマゾン向けで高水準の需要をとらえている点が強みとなっている。19年4~12月期営業利益は前年同期比54.6%増の18億2500万円と高水準の伸びを達成した。20年3月期通期決算発表を明日に控え、好決算先取りの買いを呼び込んでいるようだ。
宮入バルブ製作所<6495.T>=ストップ高。同社は8日取引終了後に、21年3月期通期の単独業績予想を公表。営業利益見通しを前期比2.1倍の7500万円としていることが好感されているようだ。売上高は同2.5%増の48億4000万円を見込む。バルク付属機器について設置後20年の交換需要が本格化するとみているほか、赤字製品の生産・販売停止や海外OEM生産による不採算製品の圧縮・撲滅、製造及び販管経費の削減を進めることで収益向上を図るとしている。
N・フィールド<6077.T>=一時ストップ高で上値指向を強める。鬱病などに特化した訪問介護事業を手掛けるが、訪問看護利用者の増加に加え、住宅支援事業の売り上げも認知度の広がりとともに引き合いが旺盛となり収益拡大に反映されている。同社が8日取引終了後に発表した20年1~3月期決算は営業利益が前年同期比77%増の8300万円と大きく伸びており、株価を強く刺激する格好となっている。
テクノスジャパン<3666.T>=戻り足加速で一時ストップ高。同社は前週末8日の取引終了後に、20年3月期の業績予想の上方修正を発表、営業利益段階で従来予想の1億200万円から2億8000万円(前の期比64%減)に増額した。ERPソフトの導入支援ビジネスが伸びて業績改善色を強めている。株価は既に75日移動平均線を上に抜けており、株式需給関係も味方して戻り相場が加速している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
セラク<6199.T>=商いを膨らませ大幅高。8%を超える上昇で938円まで上昇し、日足一目均衡表の雲抜けが目前となっている。ITインフラ構築やデジタル人材の派遣ビジネスを展開、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)関連需要を受注に反映させ、業績は増収増益トレンドを継続中だ。20年8月期中間期(19年9月~20年2月)は営業利益段階で前年同期比2.3倍の4億4100万円と高変化をみせており、通期計画の7億7000万円に対する進捗率も57%に達している。温室内環境遠隔モニタリングシステム「みどりクラウド」も同社の看板商品で農業ICT関連の本命としても注目度が高い。
遠州トラック<9057.T>=4000円大台復帰目前。同社は東海や南関東を地盤とする運送・倉庫会社だが、EC事業でグローバル展開する米アマゾン向けで高水準の需要をとらえている点が強みとなっている。19年4~12月期営業利益は前年同期比54.6%増の18億2500万円と高水準の伸びを達成した。20年3月期通期決算発表を明日に控え、好決算先取りの買いを呼び込んでいるようだ。
宮入バルブ製作所<6495.T>=ストップ高。同社は8日取引終了後に、21年3月期通期の単独業績予想を公表。営業利益見通しを前期比2.1倍の7500万円としていることが好感されているようだ。売上高は同2.5%増の48億4000万円を見込む。バルク付属機器について設置後20年の交換需要が本格化するとみているほか、赤字製品の生産・販売停止や海外OEM生産による不採算製品の圧縮・撲滅、製造及び販管経費の削減を進めることで収益向上を図るとしている。
N・フィールド<6077.T>=一時ストップ高で上値指向を強める。鬱病などに特化した訪問介護事業を手掛けるが、訪問看護利用者の増加に加え、住宅支援事業の売り上げも認知度の広がりとともに引き合いが旺盛となり収益拡大に反映されている。同社が8日取引終了後に発表した20年1~3月期決算は営業利益が前年同期比77%増の8300万円と大きく伸びており、株価を強く刺激する格好となっている。
テクノスジャパン<3666.T>=戻り足加速で一時ストップ高。同社は前週末8日の取引終了後に、20年3月期の業績予想の上方修正を発表、営業利益段階で従来予想の1億200万円から2億8000万円(前の期比64%減)に増額した。ERPソフトの導入支援ビジネスが伸びて業績改善色を強めている。株価は既に75日移動平均線を上に抜けており、株式需給関係も味方して戻り相場が加速している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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