愛眼、前期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は無配転落

配信元:株探
投稿:2020/05/08 15:30
 愛眼 <9854> が5月8日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の1億5300万円の黒字→1200万円の赤字(前の期は1億6500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4300万円の赤字→2億0800万円の赤字(前年同期は3100万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前の期は4円)とし、3期ぶりに無配転落する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  通期の連結業績予想につきましては、経費コントロールの徹底を図り、広告宣伝費、人件費、賃料などの圧縮に努めたものの、新型コロナウイルスの感染が拡大し、出店先ショッピングセンターの営業時間が短縮されたこと等により来店客数が減少し3月度は眼鏡小売部門が速報ベースで前年同月比24.3%減と販売が落ち込んだため、前回発表を下回る見込みとなりました。 このような状況を踏まえ、2020年3月期通期連結業績予想数値を修正いたします。※業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

  当社は株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しており、将来の事業展開と経営体質の強化のために、必要な内部留保を確保しつつ、収益状況に応じて、株主の皆様への配当を実施することを基本方針としております。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大による深刻な影響が顕在化し、経済活動の自粛・休止が始まるなど今後の見通しなどを総合的に勘案し、2020年2月10日公表時点では未定としておりました当期の期末配当予想につきましては、誠に遺憾ではございますが無配とさせていただきます。 株主の皆様におかれましては、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
配信元: 株探

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