イトヨーギョ、前期経常を54％上方修正、配当も4円増額

　イトーヨーギョー <5287> [東証２] が4月28日午前(10:30)に業績・配当修正を発表。20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7400万円→1億1400万円(前の期は5000万円)に54.1％上方修正し、増益率が48.0％増→2.3倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の7000万円→1億1000万円(前年同期は1億2400万円)に57.1％増額し、減益率が43.5％減→11.3％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→12円(前の期は8円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　コンクリート関連事業におきましては、当社製品の中で特に付加価値の高いライン導水ブロックを中心とした道路製品が堅調に推移いたしました。特に、環境対策製品である「ヒュームセプター」が東北・関東地方を中心に、高速道路関連事業や民間施設の環境対策として好調に推移いたしました。また、建築設備機器関連事業におきましては、原価低減活動の結果により、利益率の改善が影響いたしました。　これらの結果、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに前回発表予想を上回る見込みとなりました。なお、当期純利益におきましては、2019年５月10日付で開示いたしました「固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」のとおり、固定資産の譲渡による特別利益計上を含んでおります。　これにより、2020年３月期通期の業績予想数値を修正するものであります。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営施策の一つとして位置付け、安定的な配当を継続して行うことを基本としつつ、各事業年度の業績と将来の事業展開を勘案し、業績に応じた適正な利益配分を行うことを基本方針としております。　このような方針のもと、2020年３月期の配当予想につきましては、１株当たり８円としておりましたが、通期業績における売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに前回発表予想を上回る見込みとなりましたことから、中期ビジョンへの進行状況及び業績の状況並びにキャッシュフローの安定等を勘案、検討いたしました結果、１株当たり配当金の予想額を２円増配し、10円に修正することといたしました。 　また、当社は、おかげさまで2020年12月25日をもちまして創業70周年を迎えます。これもひとえに、株主の皆様をはじめ関係各位の暖かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます。　つきましては、株主の皆様の日頃のご支援に感謝の意を表し、2020年３月期の期末配当において、１株当たり２円の創業70周年記念配当を実施することといたしました。　この結果、2020年３月期の１株当たりの期末配当は、普通配当10円に記念配当２円を加えて12円となる予定であります。　なお、本件につきましては、2020年６月26日開催予定の当社第71回定時株主総会に付議する予定であります。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成したものであり、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる場合があります。