NOK、前期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は12.5円減配

配信元:株探
投稿:2020/04/23 15:00
 NOK <7240> が4月23日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の30億円の黒字→23億円の赤字(前の期は34.1億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の140億円→162億円(前の期は311億円)に15.7%上方修正し、減益率が55.0%減→48.0%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の16.3億円の黒字→36.7億円の赤字(前年同期は62.3億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた前期の年間配当は37.5円(前の期は50円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2020年3月期通期の業績予想につきましては、シール事業においては販売額が落ちたものの、電子部品事業の販売が伸び、前回予想(2020年2月3日)より増収となる見込みです。また営業利益、経常利益につきましては、不要不急の 投資の見直し、経費削減施策等が奏功し、増益となる見通しです。 しかし、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、シール事業の国内工場における一部の設備、および電子部品事業における台湾を主とした海外工場の設備の減損損失約81億を計上することにより、約23億円の純損失となる見通しです。※本開示に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する主旨のものではありません。また、業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

  株主の皆様への利益配当金につきましては、基本的には中・長期的な業績に対応して、一定水準の安定した配当を続けていくことが大切であると考えております。一方では、将来の事業展開や財務体質強化のために、相当額の内部留保の確保といった観点も重要であり、これらを総合勘案して決定していきたいと考えております。 上記利益配当金の基本方針ならびに当期純利益の水準、および今後の資金状況を併せて総合的に勘案しました結果、2020年3月期期末配当については1株当たり12円50銭とすることといたしました。※本開示に記載されている配当予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する主旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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