ワールド、マルマエ、ベクトルなど

配信元:フィスコ
投稿:2020/04/20 17:13
<3238> セントラル総 310 +32急伸。先週末に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の13.5億円から16.7億円、前期比26.4%増に引き上げ、不動産販売事業における分譲マンション販売の経費抑制などが奏効したもよう。第3四半期までの状況から上振れは想定されていた面もあるが、需給悪などもあって株価への反映は限定的だったようだ。値ごろ感の強さも妙味に短期資金の関心が向かう展開へ。


<6264> マルマエ 921 +68急反発。先週末に3月末の月次受注残高を公表している。前年同月比では35.6%増、前月比でも12.0%増と拡大しており、先行き業績に対する安心感につながっているようだ。主力の半導体分野の今後の見通しとしては、ロジック向けの投資が続くなか、メモリ向けの需要が本格化し、デバイスメーカーの投資は増加する見通しとしている。
現時点では新型コロナウイルスの影響は少ないともコメントしている。


<9948> アークス 2090 +133大幅反発。先週末に20年2月期決算を発表。営業益は121億円で前期比18.2%減益、第3四半期決算時に下方修正した123.5億円に沿った着地に。一方、21年2月期は132億円で同8.9%の増益見通し。2店舗の新規出店に加えて、15店舗内外の改修により既存店の一層の活性化を図っていくもよう。新型コロナウイルス感染拡大の影響は織り込んでいないとしているものの、相対的な業績安定性を評価する動きに。


<3612> ワールド 1265 -22大幅反落。先週末に業績予想の下方修正を発表。コア営業利益は従来予想の180億円から130億円に減額、一転して2ケタ減益見通しとした。3月以降の外出自粛要請などにより店舗売上が大きく減少しているほか、催事等の延期・中止で期末の在庫消化にも多大な影響を及ぼしたようだ。業績下振れは想定されていたといえ、期末配当金予想も44円から25円に引き下げており、あらためてネガティブ視される流れになっている。


<8214> AOKI HD 677 +6一時急落。先週末に業績予想の下方修正を発表。営業益は従来の123億円から66億円に減額、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月の既存店売上高が大幅に落ち込んだほか、アニヴェルセルブライダル事業でも挙式の延期などが発生。減損損失の拡大もあり、最終利益は54億円から4.5億円にまで引き下げた。下方修正幅の大きさをマイナス視する動きが先行し、朝の寄り付き後は急落したが、後場に入りプラスに転じた。


<6058> ベクトル 832 +30伸び悩んでもみ合い。先週末に業績予想の修正、並びに次期の業績見通しを発表。20年2月期営業利益は32.3億円から33.2億円に引き上げの一方、のれんの減損損失計上で最終益は収支均衡から3.1億円の赤字に引き下げ。12-2月期営業増益率は拡大する形でポジティブ視に。一方、21年2月期営業利益は23-38.5億円のレンジ予想、中間値は減益見込みであり、上値抑制の材料につながったようだ。


<6999> KOA 900 +29反発。先週末に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は10.9億円から14.6億円に上方修正、日本、欧州、アジア地域における販売が好調であったことと、 為替レートが想定より円安で推移したこと、コスト抑制が進んだことなどが上振れの背景に。ただ、19年3月期の水準56.7億円からみると大幅減益に変化なく、修正幅も限定的であることから、評価の動きは限定的にとどまっている。


<3939> カナミックN 703 +90急伸。医療・看護・介護・保育等事業者における衛生用品の不足を解消することを目的にピアラ<7044>と提携、ピアラの実施する「#SAVE YOUR LIFE」プロジェクトへの販売協力を開始すると発表。ピアラ社と連携し、医療・介護・保育分野の第一線で活躍する人向けに、特別価格で衛生用品を届けられるようにサイトをオープンする。ウイルス感染拡大防止に向けた取り組みの支援企業として評価も高まる格好へ。


<3985> テモナ 704 +100ストップ高。店舗向けサブスク支援サービス「サブスク@」のデポジット機能をリリース、新型コロナウイルス対策支援の一環として、同サービスを最大半年間無償提供すると発表した。店舗型サービスは売上減少に対する対策が急がれており、将来の支払い保証のための預かり金となるデポジット機能を提供することで、店舗経営がサポートされる。今後の売上寄与の顕在化やサービスの認知度向上につながっていくとの期待感先行へ。


<5440> 共英製鋼 1322 +57大幅続伸。先週末に業績予想の上方修正を発表した。営業利益は185億円から190億円に上方修正、主原料の鉄スクラップ価格が想定以上に低水準で推移したことが背景。
カナダ社買収に伴う負ののれん発生益計上で、最終利益は80億円から125億円にまで増額。期末配当金も50円から65円に引き上げ、年間配当金は前期比35円増の75円となる。業績下方修正企業が相次ぐなか、上方修正をストレートに評価する動きに。



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