4月1日のマザーズ先物は前日比5.0pt安の576.0ptとなった。なお、高値は609.0pt、安値は574.0pt、取引高は3921枚。本日のマザーズ先物は、序盤は中小型株物色が活発となり大きく上昇したが、後半は、ロックダウン(都市封鎖)を意識した短期志向の海外投資家による売りが強まり、結局反落した。前日の米国市場では、各金融機関のエコノミストが、4-6月期の国内総生産(GDP)が30%前後のマイナス成長に落ち込むとの悲観的見通しを相次いで示したことから売りが先行し、その後、新たな政策期待などからもみ合う場面もあったが、結局、引けにかけて下落した。東京市場の寄り付き直前に発表された、3月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業の業況判断指数(DI)が7年ぶりのマイナス水準となる「−8」を記録した。こうした背景はあったが、日経平均など主要株価指数が寄り付き直後にじりじりと下げ幅を縮小していくと、個人投資家心理も改善し、中小型株物色が強まる形でマザーズ先物は大きく上昇していった。しかし、その後、取引終了に近づくにつれ、ロックダウン(都市封鎖)の懸念の高まりを意識した短期志向の海外投資家が225先物などへの売りを強めると、次第に下げに転じ、マザーズ先物も急速に上げ幅を縮小していった。こうした流れから、結局、マザーズ先物は荒いアップダウンの展開を演じた後、前日比で小幅にマイナスとなった。指数寄与度の高いところでは、Sansan<4443>、メルカリ<4385>、そーせい<4565>が下げた一方、メドレー<4480>、サンバイオ<4592>は上昇した。
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