ネクスジェン、今期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は無配転落

配信元:株探
投稿:2020/03/31 18:00
 ネクストジェン <3842> [JQG] が3月31日大引け後(18:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の7800万円の黒字→4億8000万円の赤字(前期は3000万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の3億8500万円の黒字→1億7300万円の赤字(前年同期は2億4600万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は3円)とし、5期ぶりに無配転落する方針とした。

 ※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2020年3月期通期の営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益については、いずれも2019年5月10日に公表した業績予想のレンジの下限を大きく下回る見込みであります。売上高においては、地域エンプラ事業が計画比下回り、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により顧客都合から期末の納品ができず一部案件が期ずれとなりますが、大手通信事業者向け大型案件を中心とした受注により予想レンジの中間程度となる見込みであります。一方で利益面においては、上記大型案件等におけるSIコストの大幅な超過、利益率の高いライセンス販売が合計で470百万円程度計画を下回ること、製品開発及び企画系部門を中心とする外注費の増加、新規事業関連リソースへの先行投資などによる大幅なコスト増が見込まれます。これらに加え上記のとおり原材料の評価損の計上及び販売目的ソフトウェアの追加償却の計上を予定していることから、営業利益以下の段階利益がいずれも当初予想を大きく下回る見込みとなりました。

 当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しており、経営成績及び財政状態を勘案した上で、将来の事業拡大のために必要な内部留保とのバランスを図りながら、実施していくことを基本方針としております。2020年3月期の配当予想につきましては、上記のとおり親会社株主に帰属する当期純利益が予想数値(レンジ形式)を下回る見込みとなったため、これまで未定としておりました当期の期末配当を誠に遺憾ながら無配に修正させていただきます。株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、早期に復配できるよう努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。配できるよう努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。※上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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