伯東が下げ幅を拡大、２０年３月期業績予想を下方修正

　伯東<7433.T>が後場下げ幅を拡大している。午後１時ごろ、２０年３月期の連結業績予想について、売上高を１６００億円から１５２０億円（前期比８．５％増）へ、営業利益を４０億円から２５億円（同３１．４％減）へ、純利益を２８億円から１５億円（同３９．３％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　米中貿易摩擦を背景とする中国の景気減速や新型コロナウイルスの感染拡大の影響に加えて、電子部品事業における自動車向け新規ビジネスの立ち上げ遅延などが要因という。また、売り上げ計画の未達に伴い在庫に対する評価性引当金を保守的に積み増したことも利益を押し下げるとしている。

　なお、業績予想の修正に伴い、従来３０円を予定していた期末配当を２０円にするとあわせて発表した。年間配当は５０円となり、前期比で横ばいとなる。

出所：MINKABU PRESS