神姫バ、今期経常を一転17%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2020/03/30 17:10
 神姫バス <9083> [東証2] が3月30日大引け後(17:10)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の27.8億円→21.4億円(前期は25.6億円)に23.0%下方修正し、一転して16.6%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の20.5億円→14.1億円(前年同期は21.2億円)に31.1%減額し、減益率が3.3%減→33.3%減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  暖冬によりスキーツアー等季節商品の売上高が減少した上に、2月に入り新型コロナウイルス感染症による影響が大幅に拡大しております。 自動車運送業においては、訪日外国人の減少による関西空港リムジン線の利用減に加え、政府からの大規模イベントの自粛要請や休校要請等により、一般バス、高速バスともに輸送人員の大幅な減少が続き、下期売上高は前回予想と比較して4.3%の減収を見込んでおります。旅行貸切業では、旅行部門におけるインバウンド需要の消失やツアーおよび団体旅行のキャンセル、貸切バス部門における稼働減により、下期売上高は前回予想と比較して20.5%の減収を見込んでおります。またレジャーサービス業も飲食部門における来店客数減により、下期売上高は前回予想と比較して2.8%の減収を見込んでおります。 以上により、営業利益では自動車運送業で217百万円、旅行貸切業で319百万円、レジャーサービス業で40百万円の減益を見込んでおります。 この結果、通期の連結売上高、営業利益、経常利益は前回発表予想を下回る見通しとなりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、上記要因に加え、固定資産の減損損失等の特別損失計上を見込み、前回発表予想を下回る見通しとなりました。 ※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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