日経平均リバウンド上昇中。これからどうなる?【2020/03/31追記】

著者:横山利香
投稿:2020/03/29 09:19

足元は高値掴みに注意して回転を

*3月31日最後の掲載。長い間ありがとうございました!
オシレーター系チャートのストキャスティクスが70%超で買われすぎの水準に上昇しています。また、25日移動平均線に日経平均株価も接近しています。逆張り戦略のリバウンド上昇狙いの短期売買もしくは戻り売りでは、利益確定を検討したいところです。

*3月30日追記
日銀ETF買入2004億円あり、配当落ちで下落した分を後場で吸収した展開になりました。リバウンド上昇は、トレンドラインとの動きを見ながらの判断になりそうです。なお、原油価格が一時1バレル20ドルを割り込んで安値を更新した点には注意かもしれません。

3月31日に終了日が変更になったので戻ってきました。

日経平均株価は3月27日木曜日、1万9,389円で取引を終えました。
前回「中長期的な視点で大底を打つまでは、今後は戻り売りにおされる展開が想定される。ただ、足元の下降トレンドが落ち着き、ボラティリティの縮小が待たれる。引き続き逆張り戦略の短期売買でリバウンド上昇もしくは戻り売りを基本戦略とし、落ち着いてからの参戦でよい」と解説しました。
株価は3月19日に1万6,358円で目先の底を打ち、上昇に転じました。

米国の株式市場も3月23日に目先の底を打ち、反転上昇に転じた一週間でした。
ドル円相場は小動きの一週間でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

チャートを分析する限りでは、3月19日に1万6,358円の安値をつけた後、24日に5日移動平均線を上回って以降はリバウンド上昇が続いています。窓をあけて反転上昇する際は、節目の1万7,000円、1万8,000円、1万9,000円をわずか二日で回復する急上昇になりました。
足元はリバウンド上昇が続いていますが、権利確定日を通過し、今週は権利落ち、そして、一目均衡表の変化日を日米で迎えますし、急上昇な分だけ調整がいつ入ってもおかしくはありません。現時点では波動が完成したと確認できませんから、まずは25日移動平均線あたりを目指してのリバウンド上昇になるのか、今後の動きを確認したいところです。
トレンドフォロー戦略では、中長期では下降トレンドから転換したわけではありませんから、足元は引き続き逆張り戦略の短期売買でリバウンド上昇もしくは戻り売りでよいでしょう。高値掴みに注意してしっかりと利益を確定し、短期での回転を心がたほうがよいかもしれません。

さて、本コーナーに掲載を始めたのをさかのぼってみたらなんと2012年!今週で本コーナーも本当に終了。長い間ありがとうございました!
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横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想