■業績見通し
2020年12月期の業績予想についてケネディクス<4321>は、営業総利益を前期比1.8%増の23,800百万円、営業利益を同0.4%増の16,000百万円、経常利益を同3.5%増の16,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同7.7%増の11,500百万円とすべての段階利益で増益を見込んでおり、安定収益を軸として高い業績水準を継続する見通しである。
営業総利益は、引き続きアセットマネジメントフィーを中心とする安定収益の伸びが増益に寄与する見通しである。一方、販管費についても、人材及びシステム投資のほか、クラウドファンディング、セキュリティトークン等への先行費用により増加するものの、営業総利益の伸びで吸収することで営業増益を確保する想定である。
損益予想の全体を俯瞰すると、「ベース利益」はアセットマネジメントフィーなどの安定収益を軸として前期比6.5%増の6,500百万円に拡大。一方、「不動産投資損益」は9,600百万円とほぼ横ばいで推移するものの、目標投資リターンである単体株主資本(約900億円)の10%以上を確保する想定となっている。したがって、「ケネディクスモデル」は引き続き順調に進展するものと評価することができる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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2020年12月期の業績予想についてケネディクス<4321>は、営業総利益を前期比1.8%増の23,800百万円、営業利益を同0.4%増の16,000百万円、経常利益を同3.5%増の16,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同7.7%増の11,500百万円とすべての段階利益で増益を見込んでおり、安定収益を軸として高い業績水準を継続する見通しである。
営業総利益は、引き続きアセットマネジメントフィーを中心とする安定収益の伸びが増益に寄与する見通しである。一方、販管費についても、人材及びシステム投資のほか、クラウドファンディング、セキュリティトークン等への先行費用により増加するものの、営業総利益の伸びで吸収することで営業増益を確保する想定である。
損益予想の全体を俯瞰すると、「ベース利益」はアセットマネジメントフィーなどの安定収益を軸として前期比6.5%増の6,500百万円に拡大。一方、「不動産投資損益」は9,600百万円とほぼ横ばいで推移するものの、目標投資リターンである単体株主資本(約900億円)の10%以上を確保する想定となっている。したがって、「ケネディクスモデル」は引き続き順調に進展するものと評価することができる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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