マーケットリスクはコロナだけではない
業種:化学
時価総額:28億円
PER:25.05倍
PBR: 1.17倍
自衛隊向け照明弾・発煙筒の大手で火工品では中堅に位置する。人工衛星や核燃料再処理剤として用いられる低毒性の液体燃料などの研究開発を行っている。民間向けにはエアバッグ用火薬なども手掛ける。
業績面においては2/10に第3Q決算発表を行い、累計実績は売上高6.9%減収、営業利益は同40.2%減益となっている。今期は防衛省向け製品の受注が大きく減少の一方、民間向け火工品や化成品の新規受注を獲得。目線はすでに来期に移り、さらに防災向けの非常信号灯の需要増加などが見込まれよう。
今年は年初から米国とイランの対立が激化して地政学リスクの再燃が意識されたが、現在は小康状態となっている。米国はいずれ中東問題から手を引くとみられるが、この地域ではロシアやトルコなどの介入も考えられるほか、日本における地政学リスクの観点からは朝鮮半島や香港デモなどの方が懸念要因としては強い。先の北朝鮮が飛翔体を発射した事例に加え、新型ウイルス「COVD-19」影響から延期された米韓合同軍事演習が行われる日程には注意を向けておきたい。
時価総額:28億円
PER:25.05倍
PBR: 1.17倍
自衛隊向け照明弾・発煙筒の大手で火工品では中堅に位置する。人工衛星や核燃料再処理剤として用いられる低毒性の液体燃料などの研究開発を行っている。民間向けにはエアバッグ用火薬なども手掛ける。
業績面においては2/10に第3Q決算発表を行い、累計実績は売上高6.9%減収、営業利益は同40.2%減益となっている。今期は防衛省向け製品の受注が大きく減少の一方、民間向け火工品や化成品の新規受注を獲得。目線はすでに来期に移り、さらに防災向けの非常信号灯の需要増加などが見込まれよう。
今年は年初から米国とイランの対立が激化して地政学リスクの再燃が意識されたが、現在は小康状態となっている。米国はいずれ中東問題から手を引くとみられるが、この地域ではロシアやトルコなどの介入も考えられるほか、日本における地政学リスクの観点からは朝鮮半島や香港デモなどの方が懸念要因としては強い。先の北朝鮮が飛翔体を発射した事例に加え、新型ウイルス「COVD-19」影響から延期された米韓合同軍事演習が行われる日程には注意を向けておきたい。