サンエー化研、今期経常を44%下方修正

配信元:株探
投稿:2020/02/14 15:15
 サンエー化研 <4234> [JQ] が2月14日大引け後(15:15)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比48.9%減の3億0300万円に落ち込んだ。
 併せて、通期の同利益を従来予想の4億8000万円→2億7000万円(前期は5億8700万円)に43.8%下方修正し、減益率が18.2%減→54.0%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億7400万円→6400万円(前年同期は3億1100万円)に76.6%減額し、減益率が11.9%減→79.4%減に拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比69.4%減の9700万円に大きく落ち込み、売上営業損益率は前年同期の0.8%→-0.0%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当第3四半期以降、主要生産国における液晶パネルの過剰在庫等の影響により、表面保護フィルムの受注が想定以上に減少したことに加え、消費税増税に伴う個人消費の落ち込み等によって、軽包装材料の主要製品についても売上の減少が顕著となりました。さらに昨年12月に中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染が、年明け以降、世界規模で拡大していることから、生産活動全体及び当社グループの工場稼働へも影響を及ぼし始めており損益への下押し圧力が強まってきております。このような状況を勘案し、事業計画の見直しを行った結果、通期の業績は個別・連結とも前回予想値よりも減収・減益が見込まれることとなりました。(注)本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づくものであり、当社としてその達成を約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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