メキシコペソ/円、押し目買いがワークしそう

著者:津田隆光
投稿:2020/02/14 10:36

メキシコペソ/円、足もとの注目ポイントと見通しは?

メキシコペソ/円・週足・複合チャート
【注目ポイント】SAR(≒5.896円)タッチ成否
【見通し】SARタッチ(=5.896円超え)なら、昨年4月高値(=5.977円)までの上値トライも
【投資戦略アイデア】押し目買い戦略

昨年4月高値を目指す展開か

メキシコペソ/円が下値しっかりの相場展開となっています。

別図チャートを見ると、1) 26週MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足を上放れる“好転”となっていること、3) ローソク足の下方に青色の雲(=サポート帯、先行スパン)があること、そして、4) DMI(方向性指数)で+DI>-DIとなっている(別図赤色点線丸印)ことから、メキシコペソ/円・週足チャートでは緩やかな上昇トレンドを示すチャート形状となっていることが視認できます。

また、a) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが26週MAに対してパラレルで推移していること、そして、b) ローソク足がBB・+1σラインと同・+2σラインの間を推移する“上昇バンドウォーク”となっていることから、これからの時間のメキシコペソ/円は、徐々に上値を切り上げる動きとなりそうです。

喫緊のポイントは、ローソク足がパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース、≒5.896円※)にタッチするか否か。(※14日時点当社Bid値)

これからの時間にかけて、ローソク足がSARにタッチ(=5.896円超え)した場合は、「SARの買いサインへの転換」→「上昇モメンタムのさらなる強まり」となる可能性も。

その場合、次なる上値メドは、昨年4月時高値である「5.977円」(別図青色三角印)となりそうです。

いずれにしても、当面のメキシコペソ/円は、押し目買い戦略がワークする相場付きとなりそうです。
津田隆光
マネースクエア チーフマーケットアドバイザー
配信元: 達人の予想