グローセル Research Memo(8):ルネサス製半導体の拡販が成長戦略の主軸であるのは不変(2)

配信元:フィスコ
投稿:2020/02/07 17:38
■中長期成長戦略

3. 新規ビジネス品のシステムソリューション提案
もう1つの重要な施策として、新規ビジネス品のシステムソリューション提案力の強化を掲げている。新規ビジネス品(Consumer Satisfaction Business、CSB製品)とは、ルネサスや日立製作所グループといったグローセル<9995>の歴史的経緯に属さない、同社自身がサードパーティ(外部の第三者)から直接発掘してきた商材を言う。今期(2020年3月期)の新ビジネス品の売上高は、全体の売上高が低下することもあって128億円(2019年3月期133億円、2018年3月期136億円)が見込まれている。また新規ビジネス品のデザイン-イン金額は、この上半期は165億円(実績)であったが、下半期は213億円、通期で378億円を計画している。上半期の具体的な例としては、以下のようなものがあった。

特に注目されるのが、電動ファン付作業服向けソリューションの提案で、RL78マイコンと旧インターシル製品、APEC製品のキット拡販によりIoT化のサポートが可能となる。その結果、様々な作業者データの把握により労働環境の改善や生産性の向上に寄与する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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