デサント、今期最終を一転赤字に下方修正、配当も無配転落

　デサント <8114> が2月6日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比37.5％減の17.7億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同損益を従来予想の7億円の黒字→10億円の赤字(前期は39.4億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の15.1億円の赤字→32.1億円の赤字(前年同期は16.5億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来3円を計画していた期末一括配当を見送り、17期ぶりに無配転落(前期は26円)とする方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は4.4億円の赤字(前年同期は5.4億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の5.2％→-3.6％に急悪化した。

株探ニュース