メルク下落 バイオシミラー含むスピンオフ発表 2年間は利益圧迫との指摘も=ダウ採用銘柄

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/02/06 04:00
 メルクが下落しており、ダウ平均を圧迫。10-12月期決算を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回っている。同社は決算と同時に、特許切れ後に発売される類似バイオ医薬品(バイオシミラー)部門を含む、66億ドルの売上高の一部事業をスピンオフすると発表した。市場からは向こう2年間は、利益の伸びが圧迫されるとのネガティブな見方も出ている。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.16ドル(予想:1.15ドル)
・売上高:118.7億ドル(予想:119.8億ドル)
  キイトルーダ:31.1億ドル(予想:33億ドル)
  ジャヌビア/ジャヌメット:14.2億ドル
  ガーダシル:6.93億ドル(予想:8.99億ドル)
  アイセントレス:2.23億ドル(予想:2.42億ドル)
  キュビシン:5000万ドル(予想:5400万ドル)
  レミケード:8900万ドル(予想:7830万ドル)
  ゼパティア:6600万ドル(予想:6030万ドル)
  シンポニー:2.05億ドル(予想:2.11億ドル)
  プロクアット/MMR-2/バリバククス:4.81億ドル(予想:4.74億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.62~5.77ドル(予想:5.67ドル)
・売上高:488~503億ドル(予想:494.3億ドル)

(NY時間13:49)
メルク 85.71(-2.66 -3.00%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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