ソニーFH、今期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2020/02/04 15:00
 ソニーフィナンシャルホールディングス <8729> が2月4日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の980億円→1030億円(前期は938億円)に5.1%上方修正し、増益率が4.4%増→9.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の383億円→433億円(前年同期は466億円)に13.1%増額し、減益率が17.9%減→7.1%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の65円→70円(前期は62.5円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 経常収益は、生命保険事業において、当第3四半期連結累計期間の特別勘定における運用益および一時払保険を主とする保険料等収入が、それぞれ期初想定を上回って推移したことにより、上方修正します。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、生命保険事業、損害保険事業および銀行事業のすべての事業において、当第3四半期累計期間の実績が期初想定を上回って推移したことにより、上方修正します。生命保険事業の実績は、一般勘定におけるその他有価証券に係る減損損失の計上や、変額保険の市場変動などにともなう損益の悪化があったものの、新契約獲得にかかる費用が期初想定を下回ったことなどにより、期初想定を上回りました。

 当社は、グループ各社における健全性と成長分野への投資のための適切な内部留保を確保した上で、 安定的な配当の実施を基本方針とし、中長期の収益拡大に応じて配当の安定的な増加を目指します。中長期の収益拡大については、法定会計上の利益のみならず、生命保険事業の成長実態により近い、経済価値ベースの利益指標をより重視した上で、総合的に判断し、配当額を決定いたします。上記の中期配当方針を踏まえ、事業環境や業容成長などを勘案した結果、2020年3月期の期末配当予想を2019年4月26日に公表した1株当たり65円から70円に修正いたします。なお、今後の配当額については連結修正ROEの分子である連結修正利益の30%程度を目安にいたします。
配信元: 株探

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