今週の日経225予想 新型肺炎で引き続き軟調に(2/3週)

著者:山口哲也
投稿:2020/02/03 13:44

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

今週の主要イベント
先週の日経225(TFX)は続落。週初23,288円で寄り付いた日経225は、新型コロナウィルスの被害拡大が報じられるにつれて、下げ幅が拡大。週末にはサポートとして意識されていた一目雲の下限や、200日移動平均線が位置する108.45を割り込んで108.30まで下落。108.355で引けました。
今週はISM製造業景気指数や、非製造業景気指数、雇用統計など注目度の高い経済指標もありますが、引き続き新型肺炎にマーケットの話題は集中するものと思われます。
また、4日はトランプ大統領の一般教書演説、今週からスタートした米予備選の他、米上院におけるトランプ大統領の弾劾裁判にも注意が必要です。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225の週足は13週移動平均線(23,539円)を下回って推移しており、目先は26週MAの位置する目先の22,641円がサポートになっていると見ています。
ストキャスティクスの%D(32%)は、50%を割り込んでおり、Slow%D(58%)の下に位置しているため、戻り売りを考えたいところです。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225の日足チャートは、一目雲の下限(23,229円)を下回り、三役逆転となっているため、短期下降トレンド。ストキャスティクスも%D(17%)がSlow%D(20%)の下側で推移し、下降基調となっているため、雲の下限や基準線や転換線の位置する23,350円前後をバックに戻り売りで見ています。

このコメントは弊社チーフテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。チャート画像を拡大したものを、フジトミ公式ツイッター「 日経平均株価指数のフジトミ https://twitter.com/fujitomi_8740 」にアップしています。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想