マンダム、今期経常を一転21％減益に下方修正

　マンダム <4917> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比26.6％減の64億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の86.9億円→64.5億円(前期は81.6億円)に25.8％下方修正し、一転して21.0％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の35.8億円→13.4億円(前年同期は9.9億円)に62.5％減額し、増益率が3.6倍→34.8％増に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比17.1％減の12.9億円に減り、売上営業利益率は前年同期の7.4％→6.3％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　国内における、男性事業の「ギャツビー」ブランドの天候不順に伴う夏シーズン品の苦戦と、女性事業の「ビフェスタ」ブランドと「バリアリペア」ブランドのインバウンド需要の落ち込みによる減収が影響し、第2四半期累計の業績は当初計画を下回りました。当第3 四半期累計期間においても売上高、各段階利益ともに厳しい状況が続いたことから、2020 年3 月期の連結ならびに個別の通期業績が当初計画を下回る見通しとなりましたので、業績予想を修正いたします。(注)上記の業績予想は、当社が現時点での入手可能な情報から得た判断に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要素により、予想数値とは異なる可能性があります。