薬味多めで:投資家にしっかりと利益還元していく企業に絶対的に必要な要素とは?【FISCOソーシャルレポーター】
配信元:フィスコ
投稿:2020/01/18 11:30
以下は、フィスコソーシャルレポーターの薬味多めで氏(ブログ「個人投資家最前線」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2020年1月15日7時00分に執筆
おはようございます。薬味多めでです。
投資銘柄を決定する際には、決算書を読み込んで企業分析を行ったり、チャート分析をしたりと様々な方法で銘柄を絞り込んで行くと思います。最近、もう一つ重要な要素として、良い投資先(会社)を選ぶ際には、良い経営者がいることも大切なのではないかと考えるようになりました。
■その会社の社長は良い経営者であるのか?
例えば、現在の事業内容や事業環境が良かったとしても、数十年に渡って成長を続けていくためには、現在利益をあげている製品やサービスが将来的に衰退する場合も想定し、新製品や新サービスの開発も並行して行う必要があるでしょう。現状に慢心せず、常に利益の最大化を考えていく経営者であればその手腕が業績にもあらわれ、株価上昇につながり、株主配当などの還元策を継続して行うことも可能となるでしょう。
また、経営者には、株主に対して責任ある行動が求められます。自分自身の報酬やストックオプションなどの自己利益だけを追い求めたり、不都合な事実が発生した際(減益やトラブルなど)に息を潜めて嵐が過ぎ去るのを待ったりするような姿勢をとる経営者はもってのほかでしょう。あくまでも、株主やステークホルダーの利益に対して誠実であるべきだと思います。
元村上ファンドの村上世彰は、著書の中で「経営者は会社の成長と株主利益の最大化のために運営をし、株主はそれを実行する力が高い人を業務の委託対象(経営者)として選任している筈だが、日本の経営者には選任されている感覚が希薄であるケースが見受けられる」というような意見を述べています。つまりは、「自分の代わりにその企業を任せても良いと思えるような信用に足る人物を経営者として選任するべき」といえるのではないでしょうか。
また、米国の投資家フィリップ・アーサー・フィッシャーは、自分自身の経験を踏まえ、「株式投資で大きな利益を手にするためには、優秀な経営者かポテンシャルの高い会社に投資するべきだ」と述べていたそうです。
■良い経営者がいる企業かどうかを判断するには?
では、自分が投資しようとしている企業の経営者が優れた経営者なのかどうかをどうやって判断したら良いのでしょうか?これに関しては、おそらく、最短の道というものは存在しません。
例えば、
・株主総会に足を運び直接経営者の話を聞いたり株主とのやり取りを確認したりする。
・WEBサイトや雑誌などで経営者の姿勢や発言をチェックする。
・経営者自身が発信している著書、Twitter、ブログ媒体などをチェックする。
・店舗やサービスを実際に体験し、経営者の発信している理念やスローガンとシンクロしているか?
など、地道に自分自身で確認していくしかなさそうです。
非常に面倒な行為ではありますが、自分の大切な資金を長期間納得して投資できる企業なのかどうかも含め、ここまで徹底して企業調査を行ってみるのもアリなのかな、と最近思います。
毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。
一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。
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執筆者名:薬味多めで
ブログ名:個人投資家最前線
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※2020年1月15日7時00分に執筆
おはようございます。薬味多めでです。
投資銘柄を決定する際には、決算書を読み込んで企業分析を行ったり、チャート分析をしたりと様々な方法で銘柄を絞り込んで行くと思います。最近、もう一つ重要な要素として、良い投資先(会社)を選ぶ際には、良い経営者がいることも大切なのではないかと考えるようになりました。
■その会社の社長は良い経営者であるのか?
例えば、現在の事業内容や事業環境が良かったとしても、数十年に渡って成長を続けていくためには、現在利益をあげている製品やサービスが将来的に衰退する場合も想定し、新製品や新サービスの開発も並行して行う必要があるでしょう。現状に慢心せず、常に利益の最大化を考えていく経営者であればその手腕が業績にもあらわれ、株価上昇につながり、株主配当などの還元策を継続して行うことも可能となるでしょう。
また、経営者には、株主に対して責任ある行動が求められます。自分自身の報酬やストックオプションなどの自己利益だけを追い求めたり、不都合な事実が発生した際(減益やトラブルなど)に息を潜めて嵐が過ぎ去るのを待ったりするような姿勢をとる経営者はもってのほかでしょう。あくまでも、株主やステークホルダーの利益に対して誠実であるべきだと思います。
元村上ファンドの村上世彰は、著書の中で「経営者は会社の成長と株主利益の最大化のために運営をし、株主はそれを実行する力が高い人を業務の委託対象(経営者)として選任している筈だが、日本の経営者には選任されている感覚が希薄であるケースが見受けられる」というような意見を述べています。つまりは、「自分の代わりにその企業を任せても良いと思えるような信用に足る人物を経営者として選任するべき」といえるのではないでしょうか。
また、米国の投資家フィリップ・アーサー・フィッシャーは、自分自身の経験を踏まえ、「株式投資で大きな利益を手にするためには、優秀な経営者かポテンシャルの高い会社に投資するべきだ」と述べていたそうです。
■良い経営者がいる企業かどうかを判断するには?
では、自分が投資しようとしている企業の経営者が優れた経営者なのかどうかをどうやって判断したら良いのでしょうか?これに関しては、おそらく、最短の道というものは存在しません。
例えば、
・株主総会に足を運び直接経営者の話を聞いたり株主とのやり取りを確認したりする。
・WEBサイトや雑誌などで経営者の姿勢や発言をチェックする。
・経営者自身が発信している著書、Twitter、ブログ媒体などをチェックする。
・店舗やサービスを実際に体験し、経営者の発信している理念やスローガンとシンクロしているか?
など、地道に自分自身で確認していくしかなさそうです。
非常に面倒な行為ではありますが、自分の大切な資金を長期間納得して投資できる企業なのかどうかも含め、ここまで徹底して企業調査を行ってみるのもアリなのかな、と最近思います。
毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。
一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。
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執筆者名:薬味多めで
ブログ名:個人投資家最前線
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