悪材料出尽くしか?
工場などへの人材派遣、業務請負を行っている。海外でのM&Aを含め、積極的な展開を続け、ここ数年で大手企業に成長した。
2018年に買収した大手海外企業の業績は、2018年12月期には部分的にしか寄与しておらず、初めて通年寄与する2019年12月期の実績がどうだったか、また2020年12月期の予想にも注目が行く。決算発表は2月14日が予定されているが、ここから1か月間は期待と不安が交錯する時期だ。
会社側の予想では、2019年12月期は190億円の営業利益としており、この予想を第3四半期決算発表時にも変更をしていない。しかし、第3四半期までの利益進捗率は100億95百万円と、52.6%にとどまっている。こういった懸念に加え、先週は米国のイラン攻撃などによる地政学リスクと円高リスクが顕在化し、株価は1140円から1240円のボックス圏を下に放れ、先週末は1125円(ザラ場安値1106円)に下落した。
しかし先週、イラン問題が収束に向かうと同時にドルが値を戻していることから、外部環境は落ち着きを取り戻しつつある。2019年12月期決算が仮に会社側発表に満たず、下方修正があったとしても、今期見通しは強いことが予想される。また、四季報などの情報誌ではすでに同社営業利益は175億円程度だろうと予測をされている。この水準がコンセンサスになっているとすれば、下方修正は悪材料の出尽くしとなるだろう。
今週週初、まだ安い局面があるだろうが、週末には戻りに入ると考える。
2018年に買収した大手海外企業の業績は、2018年12月期には部分的にしか寄与しておらず、初めて通年寄与する2019年12月期の実績がどうだったか、また2020年12月期の予想にも注目が行く。決算発表は2月14日が予定されているが、ここから1か月間は期待と不安が交錯する時期だ。
会社側の予想では、2019年12月期は190億円の営業利益としており、この予想を第3四半期決算発表時にも変更をしていない。しかし、第3四半期までの利益進捗率は100億95百万円と、52.6%にとどまっている。こういった懸念に加え、先週は米国のイラン攻撃などによる地政学リスクと円高リスクが顕在化し、株価は1140円から1240円のボックス圏を下に放れ、先週末は1125円(ザラ場安値1106円)に下落した。
しかし先週、イラン問題が収束に向かうと同時にドルが値を戻していることから、外部環境は落ち着きを取り戻しつつある。2019年12月期決算が仮に会社側発表に満たず、下方修正があったとしても、今期見通しは強いことが予想される。また、四季報などの情報誌ではすでに同社営業利益は175億円程度だろうと予測をされている。この水準がコンセンサスになっているとすれば、下方修正は悪材料の出尽くしとなるだろう。
今週週初、まだ安い局面があるだろうが、週末には戻りに入ると考える。