■今後の見通し
EMシステムズ<4820>の2020年3月期の連結業績については、売上高13,174百万円(前期比0.3%増)、営業利益1,358百万円(同48.2%減)、経常利益1,980百万円(同39.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,307百万円(同33.7%減)と増収減益を予想しており、期初から変更はない。
2018年5月に公表した新中期経営計画のとおり、ビジネスモデルの変革を行い、従来のシステム・ハード・サポートの三位一体販売からシステム重視の販売にシフトしたことで、完全ストック型ビジネスへの切り替えによる初期導入の売上低下が見込まれるため、固めに見込み減益の計画としている。
通期の予想に対する第2四半期を終えた段階の進捗率では、売上高で53.8%(前年同期は50.2%)、営業利益で71.0%(同56.0%)と前期を上回る。しかし、下期は新製品(MAPsシリーズ)による新規顧客・他社リプレイスの促進が本格化し、販売やマーケティングの投資もしっかり行う。弊社では、売上高はやや上振れ、各利益は予想どおりの水準に抑制されることになると通期の着地を予測している。
なお、2020年3月期下期は以下の施策に取り組む予定である。新製品(MAPsシリーズ)による新規顧客開拓及び他社リプレイスの促進、共通エンジンのOEM提供による業界の標準化及びコストダウンへの貢献、ブランディングや広告宣伝活動の展開、グローリー(株)との処方箋入力支援システムにおける協業など、永続的な発展に向けて地固めが着々と進んでいる。これら施策の効果による完全ストック型ビジネスへの構造改革の進捗に注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<SF>
EMシステムズ<4820>の2020年3月期の連結業績については、売上高13,174百万円(前期比0.3%増)、営業利益1,358百万円(同48.2%減)、経常利益1,980百万円(同39.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,307百万円(同33.7%減)と増収減益を予想しており、期初から変更はない。
2018年5月に公表した新中期経営計画のとおり、ビジネスモデルの変革を行い、従来のシステム・ハード・サポートの三位一体販売からシステム重視の販売にシフトしたことで、完全ストック型ビジネスへの切り替えによる初期導入の売上低下が見込まれるため、固めに見込み減益の計画としている。
通期の予想に対する第2四半期を終えた段階の進捗率では、売上高で53.8%(前年同期は50.2%)、営業利益で71.0%(同56.0%)と前期を上回る。しかし、下期は新製品(MAPsシリーズ)による新規顧客・他社リプレイスの促進が本格化し、販売やマーケティングの投資もしっかり行う。弊社では、売上高はやや上振れ、各利益は予想どおりの水準に抑制されることになると通期の着地を予測している。
なお、2020年3月期下期は以下の施策に取り組む予定である。新製品(MAPsシリーズ)による新規顧客開拓及び他社リプレイスの促進、共通エンジンのOEM提供による業界の標準化及びコストダウンへの貢献、ブランディングや広告宣伝活動の展開、グローリー(株)との処方箋入力支援システムにおける協業など、永続的な発展に向けて地固めが着々と進んでいる。これら施策の効果による完全ストック型ビジネスへの構造改革の進捗に注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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