【19/12/30】今年の資産増加状況の確認と来年の主役探し
*当コラムは先だって12/30 13:15にあすなろ投資顧問サイトにて公開されたものになります。
2019年も本日で大納会を迎えることとなり、投資家の皆様におかれましてはこの一年間大変お疲れ様でした。
昨年の今ごろと比べるとだいぶ投資家心理は改善したように思いますが、今年は上昇相場に乗れた方、乗れなかった方と明暗がくっきりと分かれてしまったのではないでしょうか。
とくに昨年のシコリを抱え込んだままだったり、トラウマが邪魔して新しい相場に乗り換えるのが遅れてしまったり、後手後手に回ってしまった投資家はさほど恩恵を受けられなかったのではないかと思います。
昨年も1年間の締めくくりとして各指数のパフォーマンスを確認いただきましたが、以下の通りでした。
【2018年】
・日経平均 始値 23073.73 終値 20014.77 騰落率▲13.25%
・TOPIX 始値 1841.20 終値 1494.09 騰落率▲18.85%
・マザーズ 始値 1247.36 終値 812.32 騰落率▲34.87%
・JASDAQ 始値 176.45 終値 136.69 騰落率▲22.53%
・東証2部 始値 7359.90 終値 6233.61 騰落率▲15.30%
・REIT 始値 1664.13 終値 1774.06 騰落率+6.60%
各指数ともREITを除いてボロボロのパフォーマンスで2019年を迎えることになりました。
そんな焼け野原から今年、とくに地合いが改善した9月以降からが勝負の分かれ目になったかと思います。
【2019年・前引】
・日経平均 始値 19655.13 終値 23714.68 騰落率+20.65%
・TOPIX 始値 1468.42 終値 1724.79 騰落率+17.45%
・マザーズ 始値 797.84 終値 896.28 騰落率+12.33%
・JASDAQ 始値 134.86 終値 174.01 騰落率+29.03%
・東証2部 始値 6144.00 終値 7265.81 騰落率+18.25%
・REIT 始値 1758.69 終値 2141.80 騰落率+21.78%
どれも1年間だけを切り取ってみると、かなり大きく上昇した1年だったと言えますね。
日経平均やJASDAQ指数、REIT指数にいたっては20%を超える相場ですから、個別株では何倍にも上昇する銘柄を掴んだ投資家も多そうです。
その一方、昨年大きく凹んだマザーズが年初こそ好調でしたが結局のところは回復に手間取りましたので、個人の懐具合はまだ相当に傷んでいる可能性もあるかもしれません。
今年は当コラムでも沢山の銘柄をご紹介してまいりましたが、大きく利益を獲れた銘柄はありましたでしょうか?
たしかに三桜工業やチエルなどはかなり多くのお問い合わせをいただきましたね(笑)。
個人的に上昇銘柄を見ると半導体関連株が多かった印象を受けますが、改めて大化けした銘柄の顔ぶれを見ると結構まばらで共通項は少なく、そして来年はまたさらに相場の見どころも大きく変わってくるだろうな~と思っています。
個人投資家の中には比較的時間軸も短い方が多く、必ずしも年間パフォーマンスを最優先としながら銘柄選定するわけではないと思いますが、もし来年に大きな値幅をとりたいと考えるのであれば、ある程度の握力も大事になってくるかと思います。
短期売買の“投機”が趣味で、変な売買のクセがついてしまっている方だと、そこから抜け出すのに苦労するかもしれません。
でも、今年の上昇相場の中で利益が獲れていないのであれば、思い切ってやり方を変えてみる勇気も必要だと思いますね。
来年はむしろ数あるテーマの中から1本釣りしていくような相場、そしてマザーズをはじめとする成長株などにも出番が回ってくる相場になるかもしれないと考えています。
少し気が早いですが、年が明けてしまえば今年度の主役よりも、それをどう手仕舞いして来年度の主役を探すかに注目が集まり始めてくるのだと思います。
後手に回ってしまうことの無いように、この年末年始は四季報をじっくりと読み込んでおく良い機会ですね。
新事業年度の業績変化率や割安な水準の訂正余地、さらに将来を見越した成長性などから新たな物色に備えていく必要があります。
無料で銘柄相談もお受付していますので、よろしければ是非ご活用下さい。
ポジションを整理しながら気持ちよく年末を過ごして、良いお年をお迎えください。
【 相 場 の 格 言 】
『人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、
あなたは富を築くことができる。』
(マーク・リッチー)
それでは来年も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
2019年も本日で大納会を迎えることとなり、投資家の皆様におかれましてはこの一年間大変お疲れ様でした。
昨年の今ごろと比べるとだいぶ投資家心理は改善したように思いますが、今年は上昇相場に乗れた方、乗れなかった方と明暗がくっきりと分かれてしまったのではないでしょうか。
とくに昨年のシコリを抱え込んだままだったり、トラウマが邪魔して新しい相場に乗り換えるのが遅れてしまったり、後手後手に回ってしまった投資家はさほど恩恵を受けられなかったのではないかと思います。
昨年も1年間の締めくくりとして各指数のパフォーマンスを確認いただきましたが、以下の通りでした。
【2018年】
・日経平均 始値 23073.73 終値 20014.77 騰落率▲13.25%
・TOPIX 始値 1841.20 終値 1494.09 騰落率▲18.85%
・マザーズ 始値 1247.36 終値 812.32 騰落率▲34.87%
・JASDAQ 始値 176.45 終値 136.69 騰落率▲22.53%
・東証2部 始値 7359.90 終値 6233.61 騰落率▲15.30%
・REIT 始値 1664.13 終値 1774.06 騰落率+6.60%
各指数ともREITを除いてボロボロのパフォーマンスで2019年を迎えることになりました。
そんな焼け野原から今年、とくに地合いが改善した9月以降からが勝負の分かれ目になったかと思います。
【2019年・前引】
・日経平均 始値 19655.13 終値 23714.68 騰落率+20.65%
・TOPIX 始値 1468.42 終値 1724.79 騰落率+17.45%
・マザーズ 始値 797.84 終値 896.28 騰落率+12.33%
・JASDAQ 始値 134.86 終値 174.01 騰落率+29.03%
・東証2部 始値 6144.00 終値 7265.81 騰落率+18.25%
・REIT 始値 1758.69 終値 2141.80 騰落率+21.78%
どれも1年間だけを切り取ってみると、かなり大きく上昇した1年だったと言えますね。
日経平均やJASDAQ指数、REIT指数にいたっては20%を超える相場ですから、個別株では何倍にも上昇する銘柄を掴んだ投資家も多そうです。
その一方、昨年大きく凹んだマザーズが年初こそ好調でしたが結局のところは回復に手間取りましたので、個人の懐具合はまだ相当に傷んでいる可能性もあるかもしれません。
今年は当コラムでも沢山の銘柄をご紹介してまいりましたが、大きく利益を獲れた銘柄はありましたでしょうか?
たしかに三桜工業やチエルなどはかなり多くのお問い合わせをいただきましたね(笑)。
個人的に上昇銘柄を見ると半導体関連株が多かった印象を受けますが、改めて大化けした銘柄の顔ぶれを見ると結構まばらで共通項は少なく、そして来年はまたさらに相場の見どころも大きく変わってくるだろうな~と思っています。
個人投資家の中には比較的時間軸も短い方が多く、必ずしも年間パフォーマンスを最優先としながら銘柄選定するわけではないと思いますが、もし来年に大きな値幅をとりたいと考えるのであれば、ある程度の握力も大事になってくるかと思います。
短期売買の“投機”が趣味で、変な売買のクセがついてしまっている方だと、そこから抜け出すのに苦労するかもしれません。
でも、今年の上昇相場の中で利益が獲れていないのであれば、思い切ってやり方を変えてみる勇気も必要だと思いますね。
来年はむしろ数あるテーマの中から1本釣りしていくような相場、そしてマザーズをはじめとする成長株などにも出番が回ってくる相場になるかもしれないと考えています。
少し気が早いですが、年が明けてしまえば今年度の主役よりも、それをどう手仕舞いして来年度の主役を探すかに注目が集まり始めてくるのだと思います。
後手に回ってしまうことの無いように、この年末年始は四季報をじっくりと読み込んでおく良い機会ですね。
新事業年度の業績変化率や割安な水準の訂正余地、さらに将来を見越した成長性などから新たな物色に備えていく必要があります。
無料で銘柄相談もお受付していますので、よろしければ是非ご活用下さい。
ポジションを整理しながら気持ちよく年末を過ごして、良いお年をお迎えください。
【 相 場 の 格 言 】
『人が冷静さを失っているとき、あなたが冷静さを失わなければ、
あなたは富を築くことができる。』
(マーク・リッチー)
それでは来年も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら