■アイナボホールディングス<7539>の中長期の成長戦略
●中期経営計画の目標達成のために重点施策を実行中
前回の第2次中期経営計画(2019年9月期が最終年度)の目標は売上高700億円、営業利益19億円であったが、この目標はほぼ達成された。これに続き、2022年9月期を最終年度とする第3次中期経営計画を発表した。数値目標としては、2020年9月期は売上高709億円、営業率2.9%、2021年9月期は同780億円、同2.5%、最終年度の2022年9月期は同900億円、同2.5%を掲げている。
売上高はかなり高い伸びを見込んでいるが、これはM&Aも含んでの計画だ。M&Aについては、現在でも数社を候補として検討しているとのことである。一方で、引き続き人材や物流関係に積極的な投資を行う計画であることなどから、利益率は低下する予想になっている。しかし過去の営業利益率の推移から、実際には2.5%までは低下しない可能性もあり、利益面ではかなり控え目な計画と言えそうだ。
具体的な施策としては、
(1) 重点商材(外装材:サッシ・サイディング等)の更なる強化をする。
(2) グループ各社の事業戦略・エリア戦略によるM&Aを実施する。
(3) 業容拡大・効率化を図りながらも、必要投資は積極的に行い、従業員に還元した中で営業利益額は維持する。を掲げている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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●中期経営計画の目標達成のために重点施策を実行中
前回の第2次中期経営計画(2019年9月期が最終年度)の目標は売上高700億円、営業利益19億円であったが、この目標はほぼ達成された。これに続き、2022年9月期を最終年度とする第3次中期経営計画を発表した。数値目標としては、2020年9月期は売上高709億円、営業率2.9%、2021年9月期は同780億円、同2.5%、最終年度の2022年9月期は同900億円、同2.5%を掲げている。
売上高はかなり高い伸びを見込んでいるが、これはM&Aも含んでの計画だ。M&Aについては、現在でも数社を候補として検討しているとのことである。一方で、引き続き人材や物流関係に積極的な投資を行う計画であることなどから、利益率は低下する予想になっている。しかし過去の営業利益率の推移から、実際には2.5%までは低下しない可能性もあり、利益面ではかなり控え目な計画と言えそうだ。
具体的な施策としては、
(1) 重点商材(外装材:サッシ・サイディング等)の更なる強化をする。
(2) グループ各社の事業戦略・エリア戦略によるM&Aを実施する。
(3) 業容拡大・効率化を図りながらも、必要投資は積極的に行い、従業員に還元した中で営業利益額は維持する。を掲げている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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