マザーズ指数は続落、時価総額上位銘柄は軟調、値上がり率トップはシャノン

配信元:フィスコ
投稿:2019/12/13 16:43
 本日のマザーズ指数は、直近IPO銘柄や個別に材料のあった銘柄には盛んな物色がみられたが、時価総額上位銘柄群が引き続き重しとなる形で続落となった。前日の米国市場では、トランプ大統領が米中合意を示唆するツイートを行ったほか、米国が中国に対して15日に予定される追加関税の中止と既存関税措置の減額を提案したことが伝わり、米中協議の進展期待から買いが広がった。為替が1ドル=109円50銭前後と大きく円安方向に振れていたこともあり、本日の東京市場では、日経平均が一時前日比600円を超す急伸で終値でも節目の24000円を突破する展開となり、投資家の関心は引き続き東証1部市場の半導体関連株などに向かっていた。そのため、マザーズ市場では、直近IPO銘柄などには買いが向かったが、時価総額上位銘柄群は引き続き軟調推移となり、指数の重しとなった。また、前場の間に大きく上昇していたマクアケ<4479>などの直近IPO銘柄も、後場に入ってからは一服する動きがみられていた。その他、市場では、「海外勢のマザーズ市場での買いは一服した」との声も聞かれた。なお、売買代金は概算で1188.42億円。騰落数は、値上がり93銘柄、値下がり202銘柄、変わらず9銘柄となった。
 個別では、今期2ケタ増益予想を発表したシャノン<3976>が23%超、上半期の営業利益が前年同期比27.1%増となったフロンティアI<7050>は21%超と揃ってストップ高を演じた。また、Lib Work<1431>プロパティデータバンク<4389>も2ケタ台の上昇となった。その他では、Jストリーム<4308>エヌ・ピー・シー<6255>、プラッツ
<7813>ジェネレーションパス<3195>グランディーズ<3261>などが値上がり率上位となった。一方、第1四半期の営業赤字が拡大したVALUENEX<4422>は11%超と大幅に反落し、連騰からの利益確定売りが優勢となったソレイジア<4597>も8%超と大幅反落となった。その他、ツクルバ<2978>アクトコール<6064>ハウテレビジョン<7064>セルソース<4880>などが値下がり率上位に並んだ。
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配信元: フィスコ

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