今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/12/12 18:16

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、約15銭ほどの小幅な値動き。前日の海外市場のドル安の流れを引継いで108.46円前後に小緩む場面もありましたが下値は堅く、売り一巡後は108.61円前後までゆっくりと持ち直しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

12/12(木)
16:00 独11月消費者物価指数・改定値
16:45 仏11月消費者物価指数・改定値
17:30 スイス中銀政策金利
17:30 スウェーデン11月失業率
18:30 南ア11月生産者物価指数
19:00 ユーロ圏10月鉱工業生産
20:00 トルコ中銀政策金利
21:00 メキシコ10月鉱工業生産
21:45☆ECB理事会政策金利
22:30☆ラガルドECB総裁定例記者会見
22:30 米11月生産者物価指数
22:30 米新規失業保険申請件数
26:30 ポロズ・カナダ中銀総裁講演
27:00 米30年債入札
----- EU首脳会議(ブリュッセル、13日まで)
-----☆英下院総選挙
-----☆米政権対中関税を巡る閣僚協議

12/13(金)
08:50☆日銀短観
10:10 日銀資金供給オペ

※☆は特に注目の材料

各種報道によれば、今夜はトランプ米大統領が対中関税について交渉チームの閣僚と協議を行う模様です。関税発動まであと3日、市場は回避・延期を期待しているだけに、予定通りに発動となった場合のショックはけっこう大きくなりそうなので、想定レンジはやや広めにとっておきたいところです。その他、ラガルド総裁の下で初めて行われる欧州中銀(ECB)理事会(金融政策会合)や、英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitの方向性を左右しかねない英総選挙など、明朝にかけてイベントが目白押しです。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想