日経平均株価12月2日~6日 これからどうなる?  注意すべき点

著者:木村佳子
投稿:2019/12/01 00:58

不透明感増す米中通商協議 NY市場と為替頼みの株式市場

今週は12月二週めに予定されている米FOMC10-11日、ユーロ圏ECB12-13日の金利政策の行方と需給、相場観の手かがりとなるメジャーSQ13日を意識。踏み上げのプラス材料と仕組債のマイナス材料の拮抗が考えられます。
また、
外資決算、クリスマス休暇の影響も加味しておく必要がありますね。

政治リスクにはトランプ大統領が署名した「香港人権・民主主義法」。それに対する中国の反発。来春早々の台湾総統選挙にも続く動きとなり米中通商協議の先行き不透明感は晴れないままでしょう。

そこに北朝鮮の飛翔体発射、イギリスでのテロ、安倍政権への野党攻撃など投資マインドに水を差す要因もあり、先週に引き続き、行きつ戻りつ、NY市場と為替頼みの展開となりそうです。

さて、先週の日経平均株価の動きは「上値抵抗」とした 23305.69~23600円」ゾーンにおおむね収まりました。

今週は
均衡価格 23080=23180=23220=23340円を居所の良い水準とし、

上値抵抗23600~23774円
下値支持22700円

と想定したいと思います。



【経済指標、重要イベント】
◇12月2日(月)
●日本
7-9月期法人企業統計
11月自動車販売台数、

●米国
11月ISM製造業景況指数

●ユーロ
ユーロ圏11月PMI製造業・改定値

12月2日サイバーマンデー
2日から6日NATO(北大西洋条約機構)主催のサイバー防衛演習「サイバー・コアリション2019」に、日本の防衛省が公式に初参加


◇12月3日(火)
●日本
11月マネタリーベース
国内11月ユニクロ売上高


●米国
●ユーロ
10月ユーロ圏卸売物価指数


◇12月4日(水)
●米国
11月ADP雇用統計
11月ISM非製造業景況指数

●ユーロ
ユーロ圏11月PMIサービス業・改定値



◇12月5日(木)
●米国
新規失業保険申請件数
10月製造業新規受注
10月貿易収支

●ユーロ
ユーロ圏10月小売売上高
ユーロ圏7-9月四半期GDP・確定値



◇12月6日(金)
●米国
11月非農業部門雇用者数変化
11月失業率
11月平均時給
10月卸売在庫
12月ミシガン大消費者態度指数・速報値

◇12月7日(土)
◇12月8日(日)
香港民主派が大規模抗議集会を計画
中国11月貿易統計


先週おさらい=日経平均株価の動き
■2019年11月25日(月) 
始値23,292.85・・・・★
高値23,347.18
安値23,255.39
終値23,292.81・・・・★


■2019年11月26日(火)
始値23,451.4
高値23,608.06・・・☆
安値23,350.1
終値23,373.32

■2019年11月27日(水)
始値23,452.85
高値23,507.82
安値23,418.23
終値23,437.77

■2019年11月28日 (木)
始値23,458.88
高値23,482.32
安値23,367.33
終値23,409.14

■2019年11月29日 (金)
始値23,497.44
高値23,498.77
安値23,273.37 ・・・・★
終値23,293.91
配信元: 達人の予想

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